
キャットフードってあまり変えない方がいいの?変える時は何に気をつけたらいい??
今回は、こんな疑問にお答えします。

猫と暮らしていると、「毎日同じもので飽きないのかな?」と気になりますよね。
ですが基本的に、キャットフードを頻繁に変えるのはよくありません。
なぜなら、フードの切り替えは猫の体に負担がかかるからです。
他にも、キャットフードの頻繁な変更には以下3つのデメリットがあります。
- 体調不良の原因がわからない
- フードの効果がわからない
- 選り好みしてしまう
なので出来るだけ、変える必要がある場合にのみ行うのがいいでしょう。
キャットフードを変えるべき5つのタイミング
それでは、キャットフードを変える必要がある適切なタイミングについて紹介していきます。
体調不良を起こした時
何かしらの病気や体調不良になった時、原因によってはキャットフードの変更で治まることがあります。
また、キャットフードには以下の症状に対策して作られたものもたくさんありますから、不調が続く場合はフードを見直すといいでしょう。
- 軟便もしくは下痢
- 便秘
- 軽度の猫風邪
- アレルギーなど

ちなみにそよちゃんは猫風邪キャリアで、重症化と再発予防の為にフードを変えたら良くなったよ。
健康状態が気になる時
体調が悪いわけではないけど愛猫の健康が気になる・・・そんな場合も、キャットフードを変えるタイミングの1つでもあります。
- 毛艶が悪い
- 少食気味
- 肥満気味
- 毛玉対策
- 避妊・去勢後
猫の体を作るのはキャットフードですからね。
もし今現在、安いフードを与えていて不安に思うのであれば、十分見直すタイミングではあるでしょう。

大事なのは栄養バランスだよ。
フードやメーカーに問題があった時
異物混入や健康被害の報告など、フードやメーカーさんに問題があった場合も変更する必要があります。
というかそもそも問題が起きた時点で今後も続けるのは不安ですし、リコールで購入出来なくなることもありますからね。
ただ、ペットフードの異物混入は意外と多く、信頼できるメーカーさんでもこればかりはわかりません。
万が一の時のために、ロットナンバーが記載されてるフードだと安心ですね。
キャットフードを食べなくなった時
猫は嗜好性が高く飽き性で、食欲のムラも多いです。
だからと言って食べなくなるたびに変えていてはキリがないので、ある程度はしばらく様子を見た方がいいでしょう。
ただ、私の経験上ですがやはり猫にも好みがあって、ムラや飽きがありつつも食べるフードと食べないフードはあります。
いくら栄養たっぷりでも食べてくれないと意味がありませんから、この場合食いつきがよくそれなりに栄養バランスもいいフードに変える必要があります。
療法食が必要な時
こちらに関しては、変えるべきというか変えなきゃいけないタイミングになります。
特定の病気や症状の進行を抑えたり、けいげん・改善させたりするためのフードのこと。
- 下部尿路疾患
- 腎臓病
- 糖尿病 など
キャットフードを変える時の3つの注意点

では次に、フードを変える時に気をつけるべきことについて解説していきます。
新しいフードは慎重に選ぶ
キャットフードの変更は、猫にとって多少なりともストレスや負担がかかるものです。
神経質な猫さんだと警戒することもありますから、何かしらの理由があって変える時は目的と条件を満たしたものを慎重に選んでおきましょう。

新しく変えたものの、あとあと良くないと知ってまたすぐ変えるなんてことにならないよう、気を付けてね。
切り替えは徐々に
キャットフードの切り替えは、今までのフードと新しいフードを混ぜながら1週間〜10日かけて徐々に行ってください。
一気に変えてしまうとお腹に負担がかかり、下痢や嘔吐を引き起こしてしまいます。
今までのフード | 新しいフード | |
1日目 | 90% | 10% |
2日目 | 80% | 20% |
3日目 | 70% | 30% |
4日目 | 60% | 40% |
5日目 | 50% | 50% |
6日目 | 40% | 60% |
7日目 | 30% | 70% |
8日目 | 20% | 80% |
9日目 | 10% | 90% |
10日目 | 0% | 100% |
以前食べていたフードに戻す際も同様、切り替えには最低でも1週間はかけましょう。

このことを知らなかった私は、一気に替えてそよちゃんに下痢と嘔吐をさせてしまいました。
3ヶ月は様子を見る
実は、キャットフードの効果ってすぐに現れません。
というのも、犬や猫の血液が入れ替わるのには3ヶ月かかると言われているからです。
うんちに関しては直接的なものですから、割と早く効果を得られるかもしれませんが、毛並みや毛艶などは1ヶ月程かかります。
なので早い段階で効果がないからと判断するのではなく、3ヶ月くらいは様子を見ましょう。
私がキャットフードを変えたタイミング

では最後に、私がそよ姫の健康状態からフードを変えた「そよ姫フード歴」を紹介します。
似たような症状がある猫さんの参考になれば幸いです。
猫風邪による結膜炎が悪化した時
ニュートロ キトンチキン → オリジン キャットアンドキティ
ニュートロのキャットフードも十分、質のいい原材料で栄養価も高かったのですが、少食のそよ姫の免疫力を更に高めるために超高タンパク質のオリジンに変更。
少し便秘だったのが解消され、しつこかった猫風邪による結膜炎が改善されました。
ストルバイト結晶の治療後
オリジン → オリジン+アカナ
療法食での治療後、オリジンの食いつきが悪くなったので、嗜好性を高めるため成分が似ているアカナを追加。
2種類の風味と食感のせいかよく食べるようになりました。

ストルバイト結晶の原因が、フードではなくストレスだと考えられたのでオリジンは継続しました。
肥満予防
オリジン→カナガン
避妊手術後、暫くしてから体重が微妙に増え始めたので、プレミアムフードの中から厳選しカナガンに変更。
猫風邪とストルバイト結晶、両方の再発予防をメインに考えた結果、カナガンチキンが理想的でした。
健康状態は安定し、これと言った体調不良もありません。プレミアムフードランキング上位の商品はステマとも言われていますが、カナガンに関しては実際効果を感じていて食いつきもいいです。
今後の変更予定
プラーク・歯石に関する特許取得成分配合『カナガンデンタルキャットフード』も評判がいいので、このまま歯磨きが出来ないようならそろそろ切り替えようかと検討している所です。
季節の変わり目は食欲が落ちたり毛玉を吐くことも多いので、安定したタイミングで切り替える予定ではあります。
【まとめ】キャットフードを変える時は必要なタイミングで適切なものを
- キャットフードは頻繁に変えるものではない
- キャットフードを変えるべきタイミング
- 病気や体調不良が続く時
- 健康状態が気になる時
- フードやメーカーに問題が起きた時
- フードをなかなか気に入ってくれない時
- 療法食が必要になった時
- キャットフードの切り替えで気をつけること
- 新しいフード選びは慎重に
- 切り替えは10日かけて少しづつ
- 効果がなくても3ヶ月は様子を見る
私たち人間と違って、猫の食事はデリケート。
極力体に負担がかからないよう、キャットフードを変える時は慎重に行ってくださいね。
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