猫の病気の中でも、特に耳にすることが多い「膀胱炎」。
実は、一度治ったように見えても再発をくり返しやすい、すごく厄介な病気だってことを知ってますか??
恥ずかしいお話ですが、私自身、過去に愛猫そよちゃんの膀胱炎になかなか気づけなかった苦い経験があります。
始めて膀胱炎になったのは、そよちゃんを保護して間もない子猫の頃。うちに来るまでいた外で感染した「細菌性」の膀胱炎でした。
私が異変に気づいた時には、痛みで鳴き、血尿が出るまで悪化させてしまってたのです。
「もっと早く気付いていれば・・・」と悔やみ、無知でバカな自分を責め、反省し、猫について学ぶことに。キャットケアスペシャリストの資格も取得しました。
この記事では、私の失敗や二度目の膀胱炎再発という体験から学んだ、「膀胱炎対策」と「再発予防のポイント」を具体的にお伝えします。
かわいい愛猫の悲痛な声を聞かないですむように、まじで最後まで読んでください。

猫の膀胱炎は「完治」の判断が難しい病気
まず一番に伝えたいのが、「症状がなくなった=完治」と思い込まないことがめちゃくちゃ重要だということ。
薬を飲んで血尿が治まり、トイレの回数が元に戻ったとしても、見えないところにずっと、再発のリスクは潜んでるんです。
一度治っても再発してしまう猫さんは多いと、獣医さんからも教わりました。
だからこそ、日頃からの予防と環境づくりが欠かせないんです。
膀胱炎を繰り返すとどうなるか
7年目でも盲点だった!猫は「小さな変化」で膀胱炎になる
猫の膀胱炎は、原因がはっきりしない「特発性膀胱炎」が多くて、ストレスが大きく関係しているんじゃないかと考えられています。
実はそよちゃん、7歳の時に二度目の膀胱炎(特発性)になりました。
考えられるストレスと言えば「娘の仕事が変わって生活リズムも変わったこと」くらい。この時往診だったのですが、獣医さんから、部屋に置いていたステンレス皿の給水器を指摘されました。
最近導入したと話すと、「実はステンレスの素材が苦手な猫が一定数いる」と。
確かにそよちゃんは、ステンレス皿をこの7年間使ったことがなかったので、確定ではないけど可能性は十分にあるなと、思いました。
私たち人間にとっては、「まさかこんなことが」ということでも、繊細な猫にとっては病気を引き起こすほどの強烈なストレスになるんだと・・・
7年一緒に暮らしてるけど、改めて学ばされたんです。
飼い主も猫もムリしない、膀胱炎を防ぐ5つの対策
特発性膀胱炎にかかった猫の半数が、1年以内に再発するというデータがあります。
そよちゃんはもうすぐ1年経ちますが、私はこの5つの対策を続けています。
①トイレ環境を清潔に保つ
もうこれは、猫と暮らすにあたって大前提。絶対条件。
綺麗好きな猫が、汚れたトイレを嫌がっておしっこを我慢してしまうと、膀胱炎の原因になります。
- トイレの数は最低でも「頭数+1」
- 落ち着いて使える場所に置く
ニオイや汚れ、おしっこの塊やうんちはなるべくマメに取り除き、綺麗な状態をたもってあげてください。
②水分補給を増やす工夫をする
水分摂取量が少ないと、膀胱への負担が増えます。
逆にたくさん水分を摂ると、
- おしっこをたくさん出して細菌を洗い流す
- 濃いおしっこによる膀胱への刺激をやわらげる
という、細菌性にも特発性にも効果があるんです。
ウェットフードの活用
ドライフードがメインの場合、一日の一回分だけ「総合栄養食」と書いたウェットフードに変えるだけでも全然違います。
そよちゃんもドライフードメインなので、飲水量が少ない日はウェットフードを挟んだり、水分たっぷりおやつをあげたりしています。


ウェットは「おにく生活」、おやつは「ねこり」しか食べない。
水飲み場を増やす
一か所じゃなく、猫が飲みたい時にすぐ飲めるように、あちこちに置いてあげてください。
水皿・容器の工夫
水皿には色んな種類がありますが、結局、猫壱さんの陶器が個人的にもおすすめ。
あとは、自動給水器ですね。
猫と暮らす一家に一台、自動給水器は必須。自動給水器選びの参考に、「実際使ってみた自動給水器3選」レビュー記事貼っておきます。

③ストレス対策(特発性膀胱炎の予防)
猫はホントにデリケート。以下のような変化がないか時々見直してあげてください。
- 家族の生活リズムの変化
- 引っ越しや模様替え
- 来客や騒音
- 多頭による猫同士の相性
- 季節の変わり目による気温の変化
避けられない場合もあるかと思うので、そういう時はしっかりと遊んで(本気の狩りごっこ)ストレス発散させてあげてくださいね。

④食事管理は自己判断しない
この記事では「特発性」と「細菌性」の膀胱炎について書いていますが、ストルバイトが原因の膀胱炎もあって・・・その場合、獣医さんから療法食の指示を受けているはずです。
もう治ったからといって勝手に元の食事に戻してしまうと、再発のリスクを高めてしまうので、食事については必ず獣医さんに相談してから判断してくださいね。
⑤毎日のおしっこチェック
予防というか、早期発見に最もつながるのが、「おしっこの回数と量」を毎日見ること。
実は二度目の膀胱炎(特発性)のとき、そよちゃんはトイレの回数が増えてるのに、尿量が少ないという症状だったんです。
ただ、明らかにわかる頻度でも量でもなく、トイレで鳴くことも、血尿が出ることもないのに気付くことが出来たのは、おしっこの回数や量を勝手に計って記録してくれる、「スマート猫トイレ・Toletta(トレッタ)」を使っていたから。

24時間トイレ管理なんて出来ないじゃないですか。でもトレッタがあれば、“いつもの回数や量”が把握出来て、“いつもとちょっと違う”がすぐにわかる。
3年使っていますが、トレッタはまじでおすすめです。
システムトイレならトレッタ、ノーマルトイレならキャットログボードを、愛猫のためにも全飼い主さんに導入していただきたいなと、心から願っています。
【要注意】こんな症状は様子を見ずにすぐ動物病院へ!
もし、以下のような症状が見られたら、様子見ではなくすぐに動物病院を受診してください。
- 何度もトイレに行く
- トイレに入ってもおしっこが出ていない
- おしっこの時に鳴く
- おしっこに血が混じってる
- 元気がない・食欲不振
特に、「おしっこがでない」はめちゃくちゃ危険。
おしっこが出ない状態が24時間続くと、「尿毒症」や「急性腎不全」を引き起こし、48時間経過すると命を落とす危険性が非常に高いです。
「おしっこ出ていないかも」と気付いた時点で、夜間や休日だったとしても次の日まで様子見しないこと。
そして、そんなことにならないためにも日頃から、おしっこチェックをしておくことが大事です。
男の子はちょっとした炎症でもおしっこが出なくなるので、普段から注意が必要。だからといって女の子は大丈夫かというと、そんなことないです。詰まる時は詰まる。
“万が一”を考えて、予防と対策をしてあげてくださいね。

大げさで心配性な私は、頻尿に気付いた時点で夜中だったので、夜間救急往診動物病院を見つけて診に来てもらいました。

【まとめ】完璧じゃなくていい、ツールに頼って愛猫を守ろう
膀胱炎は再発しやすい病気だけど、私たち飼い主側が毎日のちょっとした変化に気付くことで、重症化は防げます。
でも、家に引きこもってでもいない限り、完璧にチェックするなんて無理な話だし、色々予防のために頑張ったって、なる時はなってしまう。
だから私はスマートトイレを導入しました。
便利なツールがあれば頼って、無理なくネコファーストな猫との暮らしを続けて行けることを願っています。









コメント