“猫はよく吐く”なんて言われてますが、「ほんまに他の猫もこんな吐いてるの?大丈夫かな?」って心配な飼い主さん。
逆に、「猫だから仕方ない、いけるいける!」って気にしてない飼い主さん。
どっちにしろ、猫が吐いて毎回そのままにしていいわけではありません。
脅すわけじゃないけど、ほったらかしにして重症化することもありますからね。
大事なのは、吐いたあとの様子を確認する、なんで吐いたのかを考えること。
この記事では、猫が吐く原因や吐いたあとの対応、そして繰り返さないために飼い主ができることなど詳しく解説します。
嘔吐に限らずなんでも、「原因を知って愛猫の負担を減らす」のが、我々飼い主の務めです。


猫の嘔吐、初見は死んでしまうんじゃないかって血の気が引いたのを覚えてます。
猫が吐いたらまず確認|動物病院に相談するべき嘔吐のチェック項目
猫が吐いた時にまず確認して欲しいのが、動物病院に連れて行くべき嘔吐かどうかです。
次のような様子が一つでもあてはまるなら、とにかく先に動物病院に連絡・受診を。
特に、呼吸や意識がおかしい、激しく吐き続ける、立てないなど明らかにおかしい状態や誤飲の可能性がある場合は、緊急性の高いサインです。
「なんで吐いたのか?」は、緊急性がないことを確認してから考えていきましょう。
猫が吐く原因は?よくあるものから病気まで
緊急性の高い症状がなければ、次に考えてほしいのが「なんで吐いたのか?」。
「猫はよく吐く動物だから」で終わらせるんじゃなく、吐いたタイミングや回数、最近変わったことがないかを振り返って、原因を探っていきましょう。
食べた直後なら「嘔吐」ではなく吐き戻しの場合も
ごはんを食べてすぐ、ほとんど消化されていないフードをそのまま吐き出した場合は“吐き戻し”の可能性があります。
吐き戻しとは、お腹から力を入れて「オエッ、オエッ」(私は「カッコンカッコン」って聞こえる)と吐く嘔吐と違って、食道にある食べ物がぶしゃっと出てくる状態。
一気食いや早食いのあとに吐き戻すこともありますが、繰り返す場合は食道の病気なんかが関係していることも。頻繁に続くなら、一度動物病院に相談してください。
毛玉を吐いた
猫は毛づくろいをするときに毛を飲み込みます。
ほとんどはうんちと一緒に出されるけど、多いと胃にたまった毛が毛玉となって、吐き出されることも珍しくありません。
そよちゃんは換毛期にたまに、細いフェルトみたいになった毛の塊を吐いています。
食事の量や食べ方が関係している
食べた後に吐く場合は、一気食いか早食いが原因の可能性があります。
- 食べてからどれくらい経って吐いたか
- どのくらいの量食べたのか
- フードは消化されていたか
がわかると、原因を知る手がかりになり、対策もしやすくなります。
キャットフードや食事が関係している
いつもと違うものを食べたり、フードが傷んでいたり、食物アレルギーで吐くこともあります。
ただ、この場合1回の嘔吐ではフードが原因だと特定しにくい。
最近フードを変えたとか、「これを食べたら吐く」などが続いた時は、フード自体が原因の可能性考もえられます。
病気が原因で吐くこともある
ちょっと恐いことを言うと、腎臓や肝臓の病気、膵炎、甲状腺機能亢進症、寄生虫、腫瘍など、色んな病気で嘔吐が見られることがあるんです。
ただ、私たち素人にはなかなか判断が難しい・・・なので、
- 繰り返し吐く
- 以前より吐く回数が増えた
- 体重・食欲・元気に変化がある
などがある場合は獣医さんに相談してみてください。
吐いたもの・タイミングから原因を考えるポイント
猫が吐いた時は、「吐いたもの・いつどんなふうに吐いたか・吐いたあとの様子」をセットで確認しておくことが重要です。

原因の追究や、動物病院で獣医さんに伝える大事な情報になります。
| 吐いたもの | 確認しておきたいこと |
|---|---|
| 未消化のフード | 食べてから吐くまでの時間 食べた量、吐き方 (お腹が波打っていたか) |
| 消化途中のフード | 食後の経過時間 繰り返していないか |
| 毛玉・毛が混じってる | 何度も吐こうとしていないか 食欲や元気はあるか |
| 透明・白っぽい液体 | 吐いた時間、食事との間隔 繰り返していないか |
| 黄色~黄緑色の液体 | 吐いた時間、食事との間隔 他に対象の変化はないか |
| 血が混じってる、黒っぽい | 動物病院へ相談 |
| 異物が混じってる | 異物の確認 動物病院へ相談 |
「いつ吐いた」か??
「いつ吐いたか?」で、その嘔吐が食事と関係しているのかを考える手がかりになります。
そよちゃんの場合、必ず食後数分以内だったので、私はまず食事との関連を疑うきっかけになりました。
「吐いた」のか「吐き戻し」なのか
「嘔吐」はお腹を波打たせて吐きますが、「吐出(吐き戻し)」は急に吐き出す感じ。

そよちゃんは音を立てて吐くんだけど、私には「カッコンカッコン」と聞こえる。この音で私も娘も飛び起きます。
受診した場合獣医さんにも聞かれるので、わからない場合は動画を撮っておくといいですよ。
吐いたあとの様子を見る
これもめちゃくちゃ大事。
- いつも通りに動いているか
- ごはんを食べたがるか
- 水を飲めているか
- 下痢など他の症状は出ていないか
- おしっこやうんちはいつも通りか
- いつもと違うところがないか
そよちゃんが初めて2回吐いたとき、無知で超猫初心者だった私はこれらを見落とし、「吐いたもの」だけで判断してしまいました(ネットで調べて勝手に判断した)。
「この色は空腹による嘔吐」という情報だけで安心して、フードを食べさせてしまったんです。そよちゃんはいつも通りじゃなかったのに。
その結果、更に吐かせる事態になり、下痢まで・・・。
そんな失敗をしないように、様子見はしっかりしてあげてください。
病院でも必ず聞かれる手掛かりとなります。
猫が吐いたあと、ごはんはどうする?欲しがるときの対応
吐いたあとに「ごはん!」と催促されると、あげていいのか迷いますよね。
私もそよちゃんの嘔吐には散々頭を抱えてきましたが、難しかったのがこの「吐いたあとのどうするか」でした。
吐いた直後にごはんを欲しがっても、すぐにたくさんあげない

吐いたあとも元気があって、ごはんを欲しがっているとつい、「元気そうだしあげてもいいかな」って思いますよね。
ごはんを欲しがるということは、食欲があるのがわかる。
だけど、だからってすぐにあげると、胃が刺激されてまた吐いてしまうこともあります。
しかも嘔吐後の食事をどれくらい控えるかは、猫の状態や嘔吐の原因によっても違ってきますから、「○○時間は絶食」と決まった答えはないんです。
そよちゃんの場合は「2時間あけて、少量ずつ」
そよちゃんが吐いたとき、お世話になっている獣医さんから教えてもらったのは、
「吐いたあとの様子に問題がなければ、胃を落ち着かせるために最低でも2時間ほど間隔をあけてから、ちょっとずつ再開してまた様子をみること」
です。
これはあくまで、何年も通っていてそよちゃんの嘔吐パターンも把握している獣医さんのアドバイスなので、全ての猫さんにあてはまることではありません。
ただ、「吐いた→ごはん欲しがる→食べさせて大丈夫」ではなく「吐いた→そのあとの胃腸ことも考える」という意味では、どの猫さんにも言えること。
私は失敗を経験し、「吐いたあとこそ慎重に」ということを学びました。

ちなみに私は、吐いたあといつも通りなら2時間後にフードを5粒、更に1~2時間後に10粒・・・みたいな感じで増やしながら様子を見て、元に戻していってます。
ごはんを再開したあとも様子見は必須
食事を再開したあとも、
- また吐かないか
- 元気はあるか
- 水分もとれているか
- 食欲は戻っているか
- 下痢などの他の症状はないか
様子見は続けてください。
食べたあと普段通り過ごしてまたごはんを欲しがれば、とりあえずは安心。
時間をあけて少量スタートにしてもまた吐く場合や、食べない場合は自己判断せずに動物病院に連絡してくださいね。
私がそよちゃんの嘔吐を何度も経験して大事だと感じたことは、「吐いたこと」だけじゃなく、「その後どういう状態か」も注意して見ること。
次の対応を間違えない為にも、経過観察はしっかりと、です。
原因別|猫が吐くのを減らすために私たちができること
猫が吐いたあとに問題なくいつも通りに戻ったとしても、そこで終わりではありません。
むしろここからで、「なんで吐いたのか?」を考え、吐かないように工夫することです。
飼い主さん次第で防げる嘔吐は、実はたくさんあるんですよ。
一気食い・食べすぎ
一度にたくさん食べたあとや、勢いよく食べたあとに吐くことが多い場合、量や回数が合っていないのかも知れません。
実は猫さん、胃が小さくて、本来は一度にたくさん食べるよりも、少量の食事を何度もとる習性があるんです。
AAFP(米国猫専門医協会)も、1日の食事量を複数回の少量にわけて与える方法を推奨しています。

人間とはちがうの。からだのプログラミングが。
一度にたくさん食べたり、勢いよく食べたあとに吐き戻すことが多いなら、1日の総量(給餌量)はそのままで、1回の量を減らし、回数を増やしてみるのもひとつの方法。
空腹時間を短くしてあげることで、改善される可能性もあります。
毛玉
毛づくろいで飲み込んだ毛は基本、うんちと一緒に出されるんですが、多いとやっぱりその分胃にたまる量も増え、毛玉となって吐き出されることも。
この毛玉対策、一番簡単なのがブラッシングです。
特に換毛期はものすごい量の毛が抜けますから、そりゃ吐くよなって思います。
「やってるけど効果ない」って方には、ファーミネーターがおすすめ。
そよちゃんはファーミネーターでブラッシングするようになってから、毛玉嘔吐が減りました。
それでも毛玉を吐く回数が増えたり、何度も吐こうとする、食欲がないなどの場合は、必ず動物病院に一度相談してくださいね。
キャットフードの変更
キャットフードを変えたタイミングに嘔吐が重なったのなら、フードの切り替え方が間違ってるのかもしれません。
フードの切り替え・移行は「ゆっくりすぎるかな?」くらい慎重でちょうどいい。
1週間~10日ほどかけて、今までのフードを多めに、新しいフードはちょっとだけ(9:1スタート)から始め、様子を見ながら進めていくのがいいです。
ちなみにですが、私は猫初心者で無知だったころ、いきなり新しいフードに変えてしまい、そよちゃんに嘔吐と下痢をさせてしまった経験があります。
あの時ほど無知な自分を責めたことはありません。
キャットフードが合っていない
今まで問題なく食べていたフードでも、食後に吐く場合は一度フードを見直してみてもいいかも知れません。
実際、うちのそよちゃん、問題なく食べていたフードが原因で嘔吐が増えた経験があります。
病気でもない(検査した)、誤飲でもない、毛玉でもない。早食いや一気食いの対策はしてる、フードも変えていない・・・なのに吐く。
そこで獣医さんと一緒に考え、疑ったのがそよちゃんの体質の変化と、フードとの相性でした。
そのときの経験と、フードが猫の嘔吐に関係する可能性については、コチラの記事で詳しく解説しています。
結構意外な落とし穴でしたね。
動物病院へ相談するときは「吐いたときの情報」を伝えよう

話せない猫の診察では、飼い主さんの持ってる情報が手掛かりになります。
できるだけ、具体的に状況を伝えられるようにしておきましょう。
吐いたものは写真に撮っておくのがおすすめ。
また、吐く瞬間を見た場合は「どんな吐き方をしていたか」も覚えておくと、嘔吐か吐出(吐き戻し)かを区別する手掛かりになります。
原因を私たち素人が突き詰めるのは難しいですから、「いつもと違う」「吐く回数が増えた」などの場合は特に、獣医さんに相談するようにしてくださいね。
時間外だし今すぐ病院へ行くべきか迷う・・・という時は、オンライン診療ができる「ペットドクター」がおすすめ。
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直接診察は出来なくても、救急で病院へ行くべきかの判断材料にもなるので、飼い主さんはアプリをダウンロードしておくと安心ですよ。
【まとめ】「猫は吐くもの」で終わらせずに、何故吐いたのかを考えよう
確かに猫は「吐きやすい生き物」ではあります。
だけど、だからと言って「大丈夫」なんてことはありません。
吐いたあとの様子をちゃんと確認して、緊急性の可能性や判断がわからない場合は動物病院へ相談してください。
そして、結果的に問題のない嘔吐だったとしても、原因を知って「吐かないように工夫すること」も大切。
私もそよちゃんが吐くたびに散々悩んできたからこそ、今はとにかく「なんで吐いたのか?」まで考えるようにしています。
受診もした、異常なかった、色々対策もしたけど吐く・・・って場合はもしかしたらフードが関係しているのかも知れないので、実際に私がそよちゃんで経験した【猫の吐き戻しはフードが原因?】も参考にしてみてください。
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何か違和感を感じたり不安な時は、迷わずプロである獣医さんに相談してくださいね。






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