キャットフードの選び方入門|初心者が知っておくべき基礎知識

げぼくの務め
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この記事を読んでわかること
  • 猫の食事選びで失敗しないために知っておくべき基本
  • 年齢や健康状態に合わせたフードの選び方
  • 与え方のコツ・切り替えの注意点


初めて猫を迎えた時って、「どんなごはんを選べばいいの?」、「どれくらいあげればいいの?」とわからないことばかりかと思います。
キャットフードは種類が多く、パッケージの表記もわかりにくいですよね。

この記事では、初心者さんに向けたキャットフードの基本や選び方、与え方についてわかりやすく解説します。
私自身も当時は知らなくて困ったことなので、お役に立てるかと思います。

【初心者必見】キャットフードの種類と違いをわかりやすく解説

総合栄養食と一般食ってどう違うの?

まずキャットフードには大きく分けて、

  • 総合栄養食
  • 一般食
  • 療養食

の3種類があり、猫に与えるフードは主に総合栄養食です。

基本的には、「総合栄養食」と記載されているキャットフードと新鮮なお水をあげれば問題ありません

総合栄養食とは

AAFCOやNRCが提示したガイドラインの基準を守って作られたペットフードのことで、「ペットフード公正取引協議会」によって『総合栄養食』と表記するにはAAFCO(米国飼料検査官協会)に定められた基準を採用するという規約がある。


一方、「一般食」とは“総合栄養食に追加して与えるもの”で、猫に必要な栄養は満たされていません。

一般食はウェットフードに多く、メインのフードに飽きた時のトッピングや、水分補給としてのサポートなど、総合栄養食と一緒に与えるものとなっています。

たまに、一般食をメインにあげてる飼い主さんもいるので、「総合栄養食」の記載があるかどうかパッケージを確認してみてください。

ラベルの見方と選び方のポイント

キャットフードの栄養素はラベルを見ればわかります。

ラベルの見方・チェックポイント
  • 目的の表示:「総合栄養食」かどうかが最重要。毎日の主食に出来るのは「総合栄養食」だけです。
  • 対象年齢:子猫・成猫・シニア猫など、猫のライフステージにあっているか確認しましょう。
  • 原材料名:原材料は多い順に記載されます。最初に「肉類」が来ていればタンパク質が多く、猫にとって理想のフードとなります。
  • 添加物:香料や着色料は必要のない添加物です。
  • 原産国・製造元:国や工場の信頼性などは、安全性の判断材料となります。

AAFCOはあくまで基準を設ける機関であり認定や承認を行ってはいません。
つまり「総合栄養食」と表記されていてもAAFCOの栄養基準を満たしてるとは限らないということ。

なのでラベルの見方を覚えておくと安心ですよ。

AAFCOの基準値を満たしたオススメキャットフードについては「安全なキャットフードの選び方」で紹介しています。

【年齢別】猫に合ったキャットフードの選び方

子猫・成猫・シニア猫で必要な栄養は違う

ライフステージによって必要な栄養素が違ってくるので、愛猫に合うものを選ばなければいけません。

キャットフードのライフステージ別特徴
  • 子猫用(キトン):0~12ヵ月
    成長期の発育をサポートするため、高タンパク・高カロリーで、カルシウムや脂質も多めです。
  • 成猫用(アダルト):1歳~6歳
    体重管理や健康維持が重視され、バランスのとれた栄養構成となっています。
  • シニア用:7歳以上
    加齢による腎臓や関節への配慮がされ、低カロリーで消化しやすい配合になっています。


ちなみにですが、うちのそよちゃんのライフステージ別キャットフードは以下の通りです。

そよちゃんのごはん歴
まいまい
まいまい

我が家に来た頃は猫風邪で痩せ気味で少食で・・・心配でしたが、高タンパクフードに変更してから猫風邪症状も治まり、体重も増え、ウンチも安定しています。
もちろん運動やストレス発散も気をつけてます。

体調や持病に合わせた食事管理のヒント

キャットフードは本当にたくさんの種類があるので、猫の体調や持病に応じて選ぶと、健康管理に役立ちます。

猫に合わせた食事管理のポイント
  • 太りやすい体質の猫:低カロリー・高タンパクなフードで体重管理を意識。
  • アレルギー体質の猫:グレインフリーや特定タンパク源を使ったフードで対処。
  • 胃腸が弱い猫:消化に優しいウェットフードや消化器サポートフードを検討。
  • 腎臓病がある猫:リンやナトリウムが制限された療法食が推奨されます。

※療法食は栄養バランスが治療用に偏っているので、必ず獣医さんの指示で与えるようにしてください。

【与え方の基本】キャットフードの適切な量と切り替え時の注意点

一日に与える量と回数の目安

猫に必要な給与量は、キャットフードのメーカーや種類によって違います。
なのでパッケージに記載された1日の給与量を目安にあげましょう。

キャットフードに記載されている1日の給与量とは、猫の体重に合わせた必要な栄養素の量となっています。


食事回数は、1日の摂取量を何分割にして与えるかなので、何回でもいいのですが・・・可能なら多い方が理想的。
猫は元々小分けにして食べる生き物なので、体質的に一回で多くの量を食べると吐き出してしまうことがあるからです。

5~6回に分けるのが理想と考えられているので、1日2回(朝・晩)だけだと少し負担が大きいですね。

フードを変える時に気を付けること

キャットフードを一気に切り替えるのはNGです。
新しいフードへの移行は徐々に少しずつ、行うようにしてください。

一気に変えてしまうと下痢や嘔吐を引き起こすことがあります。

キャットフードに関するQ&A

question marks on craft paper
Photo by Olya Kobruseva on Pexels.com
Q
国産と外国産、どっちの方がいいの??
A

結局にところ原材料次第なので、どっちがいいってないですが「国産だから安心」とは言えません。「ペットフードに関しては日本は後進国」と言われているくらいです。

実際、ペットフード安全法が施行されたのが2009年6月と最近の話。
また、安全性を重視したフードのほとんどが、ペットフード先進国である欧米諸国で作られた外国産が多いです。

Q
市販のフードは良くないの??
A

そんなことありません、市販のフードにも理想的なキャットフードはあります。
ただ、スーパーやホームセンターなどでは、安いけど添加物や原材料が気になるフードが目立つのは確か。その中で言うと「ピュリナワン・グレインフリー」は最強ですね。

私がお世話させていただいている地域猫たちも、ピュリナワン・グレインフリーにがっついています。

Q
私たちが食べるごはんをあげていいの??
A

基本的には全てNGと思っておいてください。
猫が食べて大丈夫なものもたくさんありますが、味付けによっては体に良くないものもありますし、アレルギー症状を引き起こす場合もあるので。

Q
手作りキャットフードは体にいいの??
A

「愛猫に手作りごはんをあげている」という方もたまにいますが、素人の作る手づくりごはんでは猫に必要な栄養素を満たすことはできません。
肉食動物である猫の栄養バランスって、とんでもなく難しいんですよ。
栄養が偏ってしまうと病気になってしまうので、手作りごはんは避けましょう。

【まとめ】キャットフードの基礎知識は知らないと後悔する

以上が、無知だった私が大反省して学んだキャットフードの基礎知識です。

今となっては当たり前のことばかりですが、当時は全部知らなかったですからね。


ただ、初めて猫を飼うんだから知らなくて当然なんですよ。

だからこそ、「私みたいな人もいるだろう」と思いご紹介させていただきました。


キャットフードについてもっと詳しく知りたいという方は、ぜひこちらもチェックしてみてください。


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