猫にシステムトイレはストレス?不調を防ぐために知っておきたい3つのポイント

猫との暮らし
記事内に広告が含まれています。
スポンサーリンク

猫にとってシステムトイレは良くないって聞いたんだけど、本当??


今回はこんな疑問にお答えします。

この記事を読んでわかること
  • システムトイレがよくないと言われる理由
  • システムトイレに不満がないか見極める方法
  • システムトイレを快適にするには?




掃除が楽で、消臭効果も高い猫用システムトイレ。

でも、「うちの猫がトイレを嫌がる」、「粗相が増えた」など、意外な困りごとを耳にすることもあります。

実は、システムトイレが猫にとってストレスになるケースもあるのです。

この記事では、猫がシステムトイレでストレスを感じる理由と、注意したいサイン、ストレスを減らす方法を、キャットケアスペシャリストの視点からお伝えします。

すべての飼い主さんに知っておいて欲しい内容となっているので、猫暮らし初心者さんや、これから猫を迎え入れるという方も是非最後まで読んでください。


まいまい
まいまい

そよちゃんはシステムトイレ歴6年目。今は「トレッタ(AIトイレ)」も導入してます。

猫がシステムトイレでストレスを感じると言われている理由

では一般的によく言われている、システムトイレがよくない理由について紹介します。

①砂の感触が苦手な猫がいる

システムトイレに使われる専用の砂は、粒が大きくて硬いことが多いです。

猫のシステムトイレ


この感触を「不快」、「掘りにくい」と感じる猫もいます。

猫は本能的に、排泄物をやわらかい土のようなもので埋めようとするため、好みに合わない砂はストレスとなります。

まいまい
まいまい

踏んだ時の感覚を不快に感じる猫ちゃんが多いみたいですよ。

②排泄後にしっかり埋められないことで不満を感じる

砂の量が少なかったり、粒が大きくて埋めにくい構造だったりすると、猫が「ちゃんと隠せない」と感じて落ち着かなくなることも。

その結果、トイレからすぐに飛び出したり、何度も掻いたりする行動に繋がります。

③トイレが汚れていると我慢する事がある

システムトイレは掃除の頻度が少なくて済む反面、すのこ部分や受け皿に尿が流れ続ける構造です。

おしっこで固まった砂をその都度捨てるノーマルタイプと違って、汚れが蓄積されてしまうのです。

猫はとてもきれい好きな生き物。
「におう」、「汚れている」と感じやすいシステムトイレだと、おしっこを我慢してしまうこともあります。

まいまい
まいまい

実際、すのこ部分はまめに掃除しないと1ヶ月も経てばかなり汚れが溜まっています。

こんな行動があったら注意!猫のトイレストレスサイン

それでは、おうちの猫さんが“システムトイレにストレスを感じているかどうか見極める方法”について紹介します。

猫はおしっこの病気が多いですから、以下のしぐさや行動が見られた場合はトイレの見直しを検討してください。

猫のトイレ不満サイン
  • トイレに入るのをためらう
  • トイレのふちやへり、空中をかく
  • トイレのへりに足をかけて排泄する
  • トイレからすぐ出る
  • トイレ以外の場所で排泄する

①トイレの前でためらう・中に入らない

トイレの前でウロウロして入らない、途中で引き返すなどの行動は、トイレ環境への不満をあらわす典型的なサインです。

このような行動が見られた時は、普段からおしっこを我慢している可能性があります。

②トイレのふちや空中をかく仕草をする

トイレの中ではなく、ふちやその周りを掻いている場合は、「砂が気に入らない」、「埋めにくい」などの不満のあらわれです。

掘る動作が本能的に満たされないと、猫はストレスを感じます。

③排泄の態勢が不自然(ふちに足をかけるなど)

排泄中にふちに足をかけたり、トイレの外に体を出して用をたしたりするのは、「足元の感触が嫌」、「トイレが狭い・不快」などのサイン。

肉球にあたる砂の感触が気に入らなかったり、汚れていて触れる部分を最小限にしたい時に見られる行動です。

⑤トイレ以外の場所で排泄する

本来綺麗好きの猫がトイレ以外でおしっこやうんちをしてしまうのは、トイレ環境に強い不満がある証拠。

ストレスによる排泄トラブルは、放置すると習慣化してしまうこともあります。

まいまい
まいまい

トイレで気持ちよくおしっこやウンチが出来ないから、他の場所でやっちゃうんです。

猫のトイレストレスを軽減する方法

以下の理由があって「出来れば変えたくない」という飼い主さんのために、実際私もやっている“愛猫のトイレストレスを軽減する方法”を紹介します。

理由
  • 定期的な検尿が必要
  • 猫砂を食べる恐れがある
  • 固まるタイプの砂だと粉塵が心配

猫の好みに合う砂に変えてみる

同じシステムトイレでも、メーカーや種類によって砂の素材、粒の大きさは様々。

小粒タイプや紙・木製のやわらかい素材に変えてみると、砂に対するストレスが軽減されることがあります。

オススメの砂

粒の大きさが現行品の30%
直径4㎜×長さ12㎜の小さめサイズ
直径3㎜×長さ7㎜の極小サイズ
小粒・紙製
やわらかく崩れるタイプ・木製

砂を一気に替えてしまうと猫さんが戸惑うかも知れないので、半分ずつ替えて様子をみてくださいね。

すのこ部分をこまめに掃除する

シート交換のタイミングだけでなく、すのこ部分や本体の掃除も週一回程度行うと、ニオイや不快感が減ります。

とはいえ、毎週トイレ丸洗いは大変。
そこで私は、“砂をよけてすのこ部分に消臭スプレーを噴射し、汚れをシートに落とす”という掃除方法を行っています。

猫用で無香料のスプレーなら基本安全ですが、猫は足や肉球も丁寧にグルーミングするので、『カンファペット』がおすすめ。

猫トイレの消臭

除菌効果も高く、原材料も安心ですよ。

犬猫両用バナーカンファペット

掃除頻度を増やす

トイレシート交換は1週間に1回、砂の交換は1ヵ月に1回と記載されてることが多いですが、それぞれ2回に増やすことでニオイや汚れがだいぶ減ります。

まいまい
まいまい

結構手間もお金もかかります。


設置場所や個数を見直す

人の目に付きやすい場所や、騒がしい場所にトイレがあると、猫は落ち着いて排泄できません。

静かで安心できる場所にトイレを移動するだけでも、行動が変わる事があります。

また、猫のトイレの数は「頭数+1個」です

大きめサイズのトイレを置く

砂自体に不満はないけれど、広さに不満を感じる猫さんもいます。

猫先生こと“猫専門病院の服部医院長”曰く、「日本の猫トイレは小さすぎる」のだとか。

猫にとって理想のトイレは公園の砂場なので、体長の1.5倍以上の大きさのトイレが快適だと考えられます。

おすすめワイドトイレ


まいまい
まいまい

ちなみにそよちゃんはワイドタイプめっちゃ気に入ってます。

猫のシステムトイレ
ウンチする時もぐるぐる回り放題。

まとめ

システムトイレは飼い主にとって便利な反面、猫の好みや性格によってはストレスになることもあります。

砂の感触や清潔さ、排泄行動のしやすさなど、猫にとって大切な要素を見直すことが、おしっこトラブルの予防にもつながるのです。

「うちの子、もしかして嫌がっているかも・・・?」と感じたら、ぜひ今回紹介したポイントを参考に、猫が快適にできるトイレ環境を整えてあげてくださいね。

コメント

タイトルとURLをコピーしました