
猫がなかなかなついてくれなくてつらい。どうやったら好かれるの?
今回はそんなお悩みにお答えします。
猫好きにとって、猫に嫌われることほど辛いことはありません。
私がそうでしたから。
かつての私は1秒の抱っこすら許してもらえませんでした。
(抱えようとした時点で暴れる)
- 子猫・そよ姫に好かれる
- 病院へ通わせたことで嫌われる
- 様子見、心配しすぎて嫌われる
- 挽回しようと愛情表現して嫌われる
- 自分を省みて一定の距離感を保つ
- 1年かけて好感度を取り戻し始める
本当に辛かった。
そんな私でも、今となってはスリスリしてもらえるほどまでに好感度を取り戻せました。
なので、「愛猫が懐かない」という方も諦めないで、これからお話する私からのアドバイスを是非参考にしてみてください。

猫に嫌われる原因
猫に好かれるにはまず、嫌われてしまう原因を知り改善しないことにはどんな努力も無駄となってしまいます。
データで知る「猫に嫌われてしまう人」
海外での研究や日本で行われた実験テストによると、猫は男の人よりも女の人の方を好む傾向があるそうです。
その理由は以下の通り。
- 女性は猫と目線の位置を合わて接する
- 男性に比べ呼びかける声が優しい
- 女性の方が抱っこが上手
つまり、猫はうるさくてガサツな男子が苦手。
実際、スイスの動物行動学者が行った研究では、『猫が1番嫌がるのは低学年の男の子』ということがわかってます。

私は男女問わず小学生には威嚇するけどね。
猫が苦手なこと一覧
- 大きな音や大きな声
- 目をじっと見る
- スキンシップが多い
- タバコや香水などのきつい匂い
- 追いかけまわす
猫の「嫌」を具体的にリストアップしてみました。
過去の私は上記した項目が全て当てはまっていたので、見事に嫌われてましたよ。
「特に何もしてないのになぜか懐いてくれない」は人間の思い込みで、探れば必ず理由があるんです。

だいぶ減ったね。

でしょ。そよちゃんに好かれたくて頑張ったよ。
猫に嫌われてしまう人の特徴とアドバイス

それでは、お悩み解決の為に詳しく解説していきます。
声が大きい・声が低い
猫の五感の中で最も優れているのは聴覚です。
人間の3倍あると言われています。
ですから猫は基本的に大きい音が苦手で、声がデカい人のそばは居心地が悪いんだと思います。
実際、話し声の大きい私のそばでそよ姫が寝ることはありません。
また、低く響く声も猫は嫌うので、よく「声が通る・声が響く」と言われる方は嫌われやすいかも知れません。
声質や声の高さを変えて生活するのは難しいと思うので、せめて声のボリュームだけでも下げることをオススメします。
動きがガサツ
ガサツな人は動きが豪快なので、何をするにも音を立ててしまいます。
当然、そんな豪快な動きと音に猫はびっくりし、警戒して離れて行きます。
生活音としてある程度は慣れてくれますが、神経質な子はどうしても不快みたいですよ。
猫が近くにいる時だけでも、穏やかさを意識することで多少は改善されるはずです。猫のようなしなやかな動きがオススメ。
やたら触るしかまう
女性の方ならわかると思うんですけど、こっちの気持ちも考えずにガツガツくるデリカシーのない男の人ってうざいですよね。
それです。
猫は基本的に触られるのが苦手で、構われるのも好きじゃありません。
猫がかまって欲しい時は猫の方から寄ってきます。
好かれてる人ならタイミングを考える必要はありませんが、懐かれていない、嫌われてる人は注意が必要。
猫は飼い主とて、うざいものはうざいと避ける生き物なのです。
大好きな猫に触れちゃいけないなんて拷問なので、猫が嫌がらないタイミングを見計らって触るようにしてあげましょう。
「つい触っちゃう」という人には、ひと撫でなどの“単発スキンシップ”がオススメです。
気にしすぎ・心配性
ある古い研究では、猫は人が落ち込んでる時、普段よりも頭をこすりつける行動が増えたと記録されています。
このことから「猫って飼い主の気持ちに寄り添ってくれるんだ…」と解釈されることもありますが、実は慰めてるわけでも何でもなくて、飼い主さんのいつもと違う雰囲気に気付き気になって様子を伺ってるだけだそうです。
猫は縄張り内での変化に敏感ですから、飼い主さんの異変にも敏感。
つまり、いつも以上に猫を気にしたり心配しすぎたりしても、それが猫に伝わりストレスになってしまうということ。
単独行動の生き物である猫の場合、気にかけすぎるのは良くないのです。
猫の異変にいち早く気付いてあげることは大事ですが、そのせいで負担をかけてしまっては元も子もありません。
様子を見る時はなるべく悟られないように、自然を装う事をオススメします。

“心配しすぎない”が一番難しかった。

出来る事から一つずつ気を付けていけばいいと思うよ。
以上のことを意識すれば、猫への不快感を減らすことが出来て猫に一歩近づけるはずです。

継続が大事。
猫に好かれる人がやってること
では、ここからは“猫に好かれる”という更なる高みを目指したい方に向けて、私が独自調査した「猫に好かれる人がやってること」について簡単にご紹介させていただきます。
猫に呼ばれた時しか構わない
暇さえあればそよ姫に構う私と違い、猫に好かれてる人は「そんなに構わない」という意見が多かったです。
ほったらかしというわけではありませんが、お互いマイペースで過ごしてるのだそう。
猫とのスキンシップは猫に求められた時だけ。
確かに、そよ姫に超好かれてるうちの娘も呼ばれた時しかかまっていないので、「なるほどなぁ」と納得でした。
猫に話しかける声が猫なで声
猫に好かれてる人は、猫に話す声が特殊でした。
猫なで声というかもはや猫。
何言ってるかもわかりません。
私もそれに近いはずなんですが、どうやら私の場合声が通るので猫なで声とはなっていなかったようです。

丁度いい「猫なで声」に関してはメンタリストDaiGoさんがいいお手本かもね。
猫にはどうしても嫌われてしまうことがある
いくら猫を理解し、嫌われないよう努めても、飼い主である以上嫌われてしまうことはあります。
爪切りや歯磨き、病院へ行くなど、猫にとっては不快なことでも心を鬼にしてやらなきゃいけないことがあるからです。
ですが猫はよっぽどの恐怖体験じゃない限り基本的には切り替えが早い生き物。
嫌な思いをさせたあとにしっかりと「ご褒美をあげる」というフォロー(ご機嫌取り)さえすれば、案外早く忘れてくれますよ。
- 大好きなおやつをあげる
- ひたすら空気のように過ごす
そういった「嬉しい・快適」だけを与えるのがポイント。
間違っても「ごめんねー」なんて言いながら抱っこしちゃいけません。
猫様のご機嫌をとるには、「我慢してくれてありがとう」という気持ちを込めて、欲しいものだけをあげる以外にないのです。
【まとめ】猫に好かれたいなら嫌われている原因を理解し改善すること
自由気ままな猫に愛情の押しつけは逆効果。
私はこのことを学び、出来るだけそよ姫にとって「居心地のいい人」でいるように努力しました。
その甲斐あってか、今では抱っこもさせてもらえるし撫でさせてももらえてます。
皆さんも諦めずに、愛猫に愛される日を夢見ながら、「居心地のいい人」を目指してみてください。
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