猫の日企画第二弾です。
私は元々「犬派」だったこともあり、猫の可愛さをあまりわからない側の人間でした。
ところが、愛猫そよ姫と出会い一瞬にして猫の虜となり、今や完全なる猫の下僕。
どうやら猫には人間を沼らせる素質があるようです。
というわけでこの記事では、「猫の何が人をそうさせるのか」というテーマとして、飼ってみないとわからない猫の魅力について紹介します。
しっかりプレゼンしろよ。
猫沼とは??
みなさんは「沼る」という言葉とその意味をご存知でしょうか?
沼るとは、何かにどっぷりハマっていつのまにか夢中になることを指し、「好き」とは違い、
- 深くのめり込んでしまう
- ハマって抜け出せない
という意味合いを持ちます。
恋愛や推し、ゲームなど「沼」は色んなシーンで使われますが、猫沼ほど深く永続的な沼はないというのが私の考えです。
猫沼には底がないからね。こわいよ。
ご自身が沼ってるかどうか分からないという人は、右手を「ぐー」にした状態で小指側を左胸に当て、猫のために心臓を捧げられるか?と問うてみてください。
偉人を沼らせた猫たち
歴史に名を残す偉人たちに猫好きが多いのはご存知でしょうか?
世界的に有名な偉人だと
- ムハンマド
- エイブラハム・リンカーン
- ウィンストン・チャーチル(元イギリス首相)
- アーネスト・ヘミングウェイ(小説家・詩人)
- アイザック・ニュートン(哲学者)
など。
日本だと
- 宇多天皇
- 歌川国芳(浮世絵師)
- 夏目漱石(小説家)
なんかが有名ですね。
名前を挙げた方たちは歴史に疎い私でもわかるレベルの偉人ですが、全然他にももっと沢山いて、どちらかと言うとクリエイティブな職業の人に猫好きが多い印象があります。
確かに猫の持つ気品や美しさ、猫そのものの性質は芸術的であり、猫の賢さ、存在が創造力に影響を与えるのも納得。
正直これだけで「猫ってすごいんだな」と思うかもね。さすが偉人。
また、米大学研究チームの調査によると、犬派より猫派の方が圧倒的に学力が高いことが発表されました。
ただこれは、「猫好きの人は頭がいい」って意味ではなくて、「家で静かに過ごすことを好み、読書や勉強をしたい人が猫を選ぶ」と考えられるのだとか。
となるとこの記事に共感する猫好きさんも、もしかしたら将来歴史に残る偉人になるかも知れないですよ。
人を沼らせる猫の魅力
それではプレゼンを開始します。
圧倒的な可愛さ
猫の最大の魅力はなんと言ってもこれですね。
圧倒的な可愛いさ。
圧倒的とは、他より段違いで勝っていること、比べ物にならないほど優れているって意味だお。
何を根拠に圧倒的にかわいいのかと言うと、まず猫にはベビースキーマという、私たち人間の母性本能をくすぐる特徴があるんですよ。
要は人間の赤ちゃんの特徴ですね。
この特徴に対して私たち人間は、「かわいい」や「守りたい」という本能が働くのだそう。
ただ、
「それなら人間の赤ちゃんも可愛いし犬だって可愛いんだから圧倒的じゃないやん。」
そう思うかもしれません。
でも違うんです。
猫の場合、ほとんどの猫種がベビースキーマの特徴を持っていて、なんとそれが生涯変わらないんですよ。
人間の赤ちゃんは成長すれば変わりますし、犬も、一部の犬種(チワワなど)を除き変わることがほとんど。
一方猫はというと、生まれ持ったベビースキーマの特徴がずっと変わることなく、私たちに「かわいい!守りたい!」と思わせ続けるんですよ。
だから圧倒的。
一応言っておきますが犬や他の動物が可愛くないとかの話じゃないですからね。
好み関係なく、人間を本能で「可愛い」と思わせ続ける猫の可愛さが圧倒的であるという意味です。
とにかく圧倒的なのよ。
最高級のもふもふ感
猫は野性時代、単独で厳しい自然の中を生き抜くために、身を守る術として毛をもふもふせざるを得なかったと言われています。
更には皮膚を乾燥から守ったり、体温調節だったりと、色んな役割を担った結果、やはり毛をもふもふせざるを得なかった。
そうやって出来上がった「もふもふ」が、シャンプーでもトリートメントでもなく猫自身の舌で清潔を保ち、整えられるんです。
まさに匠(ねこ)の技が生み出した最高級のもふもふ。
どんな高級素材にも優る、人間が求める肌触りや質感、そして繊細さを持ち合わせたもふもふ。
猫が自分自身のために生み出した毛だからこそ味わえる気高さとでも言いますか。
埋もれてみないことには味わえない、唯一無二のもふもふの虜にならない人間などいません。
特級レベルの癒し力
「猫の癒し力」については、たくさんの偉くて賢い人たちが研究してくださり科学的にも証明されています。
そんな中まさに特級レベルと言えるのが、脳の活性化効果です。
私たちの脳は加齢によって衰えるらしく、筋肉と同様使えば鍛えられる(脳活と言う)のだそうです。
そして脳の活性化には、
- 集中力・記憶力が上がる
- リラックス効果
- ストレス軽減
などさまざまなメリットがあり、「猫と触れ合っている時に人の脳活動はどうなっているのか?」について調べた研究によると、脳の活性化が認められる結果となったそうです。
更に更に、猫には「ゴロゴロ音」という、体力が回復するこれまた特級レベルの癒し効果もありますから。
しかもメンタル面だけじゃなく骨折とか怪我にも効果あるかんね。反転術式みたいですげえやろ。
それだけの効果を与えてくれる猫と暮らし、「この子なしでは生きていけない!」と沼るのは至極当然のことなんですよ。
心地いい声
猫って見た目だけじゃなく鳴き声までかわいいので、正直どんだけ鳴いても不快になることがないんですよね。
さすがにぎゃん鳴きされると「やかましいわ!」とは思いますが、不思議と不快感はゼロ。
で、そのかわいすぎる鳴き声が気になって調べたところ、実は猫の「にゃー」は子猫がお母さんに対して使う鳴き声で、成猫同士では使わないのだそう。
つまり、猫が私たちに「にゃー」と鳴くのは、子猫がお母さんに要求するように、お世話してくれる人間に対する意思表示だと考えらています。
要は人間を顎で使うのにちょうどいい鳴き声を発してるんだお。(^^)
きいてくれるまでなきやまないよ。
究極のツンデレ
ツンデレはモテると言いますが、ツンとデレの割合や度合いによっては苦手な人もいるでしょう。
ですがそれは人間の話。
猫の場合、人と暮らしていくうちに身についた術なのか、それとも元々備わっている本能なのかはわかりませんが、飼い主を飽きさせないツンデレなんですよ。
私は猫を飼う前、YouTubeなどで猫動画を見て「猫ってこんな感じなんや、かわいいなあ」と思ってました。
しかしいざ、実際に暮らしてみると猫動画で見た猫ちゃんとは全然違ったんです。
ほぼほぼツン。
だけどよく考えると、私のようなドMで飽き性な人間にはYouTubeで見ていた猫さんのツンデレレベルだと、沼らなかったかも知れません。
何が言いたいかというと、私がドMであるというカミングアウトではなくて、猫は飼い主を見てうまいことやってるのではないのだろうか…ということ。
娘2人に対するそよちゃんの態度を見ていても、知り合いや友達の猫の話を聞いていても思うんです、いい具合に沼らせてんじゃんって。
まさに究極のツンデレ。
人間のツンデレなど足元に及ばないことを実感しました。
この上ない自由さ
「自由」って実は難しくて、いわゆる「自己中」との境目がわかんなかったりするじゃないですか。
だけど猫ってそんなことどうでもよくなるくらいの自由な生き物なんです。
自分が今やりたいことをやる、ただそれだけ。
真逆の教えに沿って生きてきた私たち人間にはない自己解放が猫には備わっているんです。
ゆえに私たちは猫に対して「なんて自由なんだ」と憧れを抱き始めます。
だからこそ猫の飼い主は猫の上に立とうとしないし、猫を尊重し、挙げ句には教祖様の如く崇め始めるのかも知れません。
放っておけない不可解な行動
猫はミステリアスな生き物とも言われてますが、実際本当にその通りです。
そよちゃんと暮らして5年になりますが、いまだに何を思ってこんなことをしてるのかって全くわかりませんからね。
↓こんなこと
↓こんなこと(Part2)
何考えているのか全く読めない行動(しかも可愛い)は人を飽きさせることがないので、これもまた沼る要素の1つではないでしょうか。
気品のある佇まい
猫ってすごく野性的で、時々獣に見えることもあるんですが、それゆえの気品があるんですよ。
シルエットは柔らかいのに堂々としていて、野生を秘めた気高さがその佇まいに滲み出ているというか。
山の民の「楊端和」みたいです。
詳しくは漫画「キングダム」参照。
特に女の子は女王や姫のような性質が表情からも漂っているので、本当に美しいです。
男女関係なく美しいものに心奪われるのは当然で、美人は3日で飽きると言われてますが美猫は一生飽きません。
【まとめ】猫の真の魅力は一緒に暮らしてみないことにはわからない
他にも「飼い主を沼らせる猫の魅力」はいっぱいあるんですが、猫にも当然それぞれ個性があって、正直私一人では語りつくせません。
飼い主さんにしかわからない猫の魅力があるので、一緒に暮らしてみない事にはわからないんです。
と言っても誤解しないで欲しいことが2つあって、
- 「飼わんとわからんから飼え」って話ではないし
- 猫を飼ってない猫好きさんに猫の魅力はわからないってわけではない
です。
なんの覚悟も知識もなく無責任に飼って欲しくはないですし、「猫好き・猫派」の方が猫の魅力を知ってることもわかっています。
なので今回の記事はあくまで、猫と暮らす人にはわかる『猫沼』という名の猫の魅力をプレゼンさせていただきました。
あと、これを言うとウザイやつになりますが、「猫と暮らしてないなんて人生の半分損してる」はまぁまぁ本気で思ってます。
要するにうちのカイヌシは私の底なし沼にどっぷりハマってるっちゅーことですわ。
そんな猫沼にハマりたい変態さん・・・いや、猫好きさんは是非、以下記事も読んでみてね。
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