猫と暮らしていると、ふわりと舞う抜け毛が気になることってありませんか??
お掃除してまたふわっと・・・毛も愛猫の一部で可愛いんですけど、ごはんやお水の中に入ったりもするので猫にとってもよくないですよね。
そんな日々に、少しでも「楽になった」と思ってもらえるように、今日から試せる“やさしい対策”を紹介します。

猫の抜け毛の原因とは?

猫の抜け毛が気になると、「うちのこ、大丈夫かな?」、「なんでこんなに抜けるんだろう?」って心配になりますよね。
でも抜け毛にはちゃんと理由があって、それを知っておくだけでも気持ちはずいぶん軽くなります。
原因を知ることは、「わたしができることは何かな?」と前向きに考える一歩になるでしょう。
アンダーコートが多い
猫の毛は、「オーバーコート(外側の毛)」と「アンダーコート(内側のふわふわした毛)」の2層になっていることが多いです。
このアンダーコートはとても細くて抜けやすく、特にダブルコートの猫種ではごっそり抜けることがあります。
その場合、抜け毛が多いのは体質的なものとなります。
アメリカンショートヘア/スコティッシュフォールド/ブリティッシュショートヘア/ノルウェージャンフォレストキャット/サイベリアン
換毛期(春・秋)
猫の毛には体温調節をする役割があるので、夏と冬の前にはそれぞれの気温に対応するよう毛が自然と生え変わります。
つまり春と秋に抜け毛が増えるのは仕方ないこと。
おうちの中だと、エアコンで一定の温度を保っている方も多いそうで、最近では換毛期がない猫さんもいるみたいです。

そよちゃんは春の抜け毛がすごく、春だけ毛玉嘔吐していました。
食生活の乱れ
栄養が偏っていると、毛がぱさついたり抜けやすくなったりすることも。
おやつのあげすぎは、栄養バランスが崩れ被毛の状態が悪くなる可能性があります。
また、水分不足も要注意。皮膚の乾燥や血行不良による毛根への栄養不足から、抜け毛が増える場合もあります。
皮膚のとトラブルや病気
かゆがったり、部分的に毛が抜けていたら皮膚に何かトラブルが起きているか、病気の可能性も考えられます。
- アレルギー性皮膚炎
- 寄生虫
- ウイルス感染症
ストレスから過剰なグルーミングをし、必要以上に毛が抜けて炎症を起こすことも。
普段の様子で少しおかしいなと感じた時は、まず動物病院を受診しましょう。
ストレス
猫も精神的ストレスで心が疲れてしまうと、身体にサインを出すことがあります。
ストレスを感じるとホルモンバランスが崩れ、毛の成長サイクルが乱れてしまうのです。
また、ストレスが続くと免疫力が低下し、皮膚のバリア機能も低下します。
今日からできる愛猫の抜け毛対策5選
ブラッシングは猫との心の会話
毎日のブラッシングは、毛を取るだけの時間ではありません。
「今日もかわいいねー」、「今日も元気でいてくれてありがとうね」など、声をかけながら、猫のぬくもりを感じる大切なひととき。
猫さんが嫌がる場合は、ブラシが不快か、タイミングややり方が間違っているのかも。
色んな方法を試して、猫の心地良さを追求してあげましょう。
- ファーミネーター
アンダーコート(抜け毛の原因)の除去に特化している
ごっそりとれるため使用頻度も少なくて済む - スリッカーブラシ
先端が“くの字”になっていて根元まで届く
ブラッシング嫌いな猫に◎ - グローブタイプ
突起物の付いた手袋で比較的簡単
ブラシ自体を警戒する猫にオススメ
うちのそよちゃんはブラッシングが大嫌いでしたが、「necoco」のスリッカーブラシに変えてから嫌がらなくなり、ファーミネーターも問題なくさせていただいてます。


そよちゃんは手袋タイプが今も大嫌いです。ぶちぎれてきます。
ファーミネーターの購入を迷っている方は、「ファーミネーターレビュー記事」を参考にしてください。
ごはんから整える「内側からのケア」
猫も私たちと同じ、毛質や毛並みが悪いと、抜け毛も増えます。
毛並みの美しさは健康のしるし。
ごはんの中には、「きれいな毛を作る力」がギュッと詰まっています。
実際、「良質なフードに変えたら毛艶がよくなった」という話はよくききます。

けなみ、良くなったらうれしい。
愛猫とそんな変化を一緒に感じられたら素敵ですよね。
「適当にフード選んでた!」という方は、キャットフードに関する以下の記事を参考に、フードの見直しも検討してみてください。
水が苦手でもできる、猫のためのスキンケア
シャンプーができない(基本的に必要ない)猫でも、ケアは出来ます。
猫用のドライシャンプーや拭き取りシートを使えば、水が苦手な猫でも大丈夫。
抜け毛の原因が、皮膚や毛のトラブルではないか、スキンケアをしながら定期的にチェックしてあげましょう。
ちなみにうちのそよちゃんは、【MEDICAT(メディキャット)】という保湿スキンケア商品を使っています。
毛並みを整え、乾燥からも守ってくれるので、抜け毛対策に効果的。
綺麗な毛は、健やかな体のサインです。
おうちの環境を「毛が溜まりにくい空間」に
毎日掃除しても、ふわふわと舞う抜け毛。
それならたまりにくくなる工夫をしてみませんか?
おすすめ掃除グッズ
猫がすやすや寝ていると、掃除機をかけにくくないですか??
そんな時は静かに、しかも簡単に掃除できる毛取りスポンジや、毛取りローラーが役立ちます。
かわいいソラちゃんデザインもあります。
おすすめ空気清浄機
また、現在クラウドファンディングサイト「GREENFUNDING」にて、空気清浄機とキャットタワーを一体化した猫のための最強家電“LG PuriCare AeroCatTower”の支援購入が可能。
タワー&ヒーター付きで、ペットの抜け毛を97%除去してくれるそうですが、お値段が68,800円~と結構お高め。
今のところ一般販売はまだ行われていないそうで、気になる方は「GREENFUNDING」をチェックしてみてください。
おすすめ洗濯洗剤

私が試した中でおすすめなのは、抜け毛の悩みを解消してくれる衣類用液体洗剤、リモサボンです。
3個セットで税込3,630円・・・つまり1個1,210円と少しお高いですが、洗濯ものを干した時や取り込むときに舞う毛の掃除や、出かける前のコロコロなどの手間はかなり減ります。
使えば使うほど毛がつきにくくなるので、出かける直前まで愛猫と触れ合えるのも嬉しいですね。
気になる方は、公式サイトをチェックしてみてください。
離毛促進&付着防止のWコーティングで、衣類にペットの毛をつけにくくする洗濯洗剤です。
ストレスのサイン、見逃していませんか??
実は、猫の抜け毛に心の不調が隠れていることがあります。
環境の変化や、不安な気持ちから毛が抜けてしまうこともあるんです。
- 最近、かまってあげる時間が減っていないか??
- 騒がしい音や来客でストレスをあたえていいか??
- 模様替えや引っ越しで落ち着かない空間になっていないか??
そういった場合、抜け毛の対策というよりはまず、心のケアから取り組むことが重要。
「大丈夫だよ」というやさしい気持ちで、安心できる工夫をたくさんしてあげてください。
【まとめ】抜け毛はケアで変わる。毎日を少しずつ快適に

猫の抜け毛に悩む日々は、決してあなた一人ではありません。
私だって、「毎日の掃除、大変だな・・・」と思うことも、愛猫が毛玉を吐いて心配になることもあります。
でもそれは、「もう少し猫と快適に暮らすにはどうしたらいいんだろう?」という猫愛でもあり、大切なパートナーとして寄り添おうとする優しさの証。
ブラッシング、ごはん、空間づくり・・・すべてをこなせなくても、「今日はこれをやってみよう」と思えたことから始めてみましょう。
抜け毛ケアは、ただんお作業ではなく絆を育てるやさしい時間。
そんな毎日がこれからも、ハッピーでありますように。
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