※2024年の記事を再更新しました。
もしあなたの猫トイレが「最近おしっこ少ないよ」と教えてくれたら・・・心配も通院代もごっそり減ると思いませんか??
私はその妄想を現実にしたくて、AIスマートトイレ「トレッタ(TolettaCats)」を導入しました。
トイレが“しゃべる化”したおかげで、愛猫そよちゃん自身の負担や通院費をゼロに。
というわけで今回は、1年間のガチ体験をシェアします。

2023年にトレッタデビューしました。

トレッタっとは?選べる2つの購入方法
トレッタの情報
商品名 | TolettaCats(トレッタ) |
ジャンル | 猫用スマートトイレ |
できること | 顔認識で猫を個別識別 体重・尿量・回数・滞在時間などのデータを自動記録 異変があればアプリで通知 |
対応トイレ | システムトイレ(本体購入) |
プランと料金
プラン | 初期費用 | 月額 | 特徴 |
---|---|---|---|
月額プラン | 9,980円 | 1,480円 | 導入コストを最小化 |
一括購入プラン | 64,000円 | 0円 | 月額不要・買い切り派向け |
どっちも、30日間返金保証付きです。
【導入ストーリー】そよちゃんのおしっこトラブルと私の後悔
我が家の愛猫そよちゃんは、子猫の時に膀胱炎、そして成猫になってからもストルバイト結晶が見つかり、療法食で治療した経験があります。
もっと早い段階でわかってたら、痛い思いをする前に治療できたのになと、すごく後悔しました。
なので再発しないように色々と工夫してはいますが、それでもやっぱり心配で、夜な夜なトイレを覗くことも。
そんな怪しい飼い主に、「トレッタならスマホ1タップで健康確認ができるよ」という情報が。
ちょっと高いですが、早速導入を決意。毎日神経質に気にすることや、発覚が遅れることに比べれば安いもんでした。

※購入方法は、正規品じゃないと色々問題が起きそうなので、トレッタ公式サイトからがオススメです。
トレッタ購入時の確認とセットアップ方法
付属品を確認したあと、説明書通りに
- セットアップ
- トレッタアプリのインストール
- 初期設定(WiFiの接続など)
をすれば完了です。
- トイレ本体
- トイレシート
- カメラユニット
- ACアダプター・保護チューブ
- コード保護チューブ


保護チューブ付いてるからコード噛んじゃう猫さんでも安全に使えますよ。


説明書通りに進めてアプリの手順に従うだけだからめちゃくちゃ簡単でしたっ。
暗い時でも猫ちゃんの認識を正確にするため、ライトが常時ついています。

- 今までと同じ場所に置く
(慎重な猫さんの場合しばらく新旧並べて置く) - 猫砂を変える場合は今までの猫砂に近いサイズの粒にする
- 使っていた猫砂と新しい猫砂を混ぜる
(割合は徐々に増やしていく)
トレッタを実際使ってわかった7つのメリット
ポイントは「数字」「スピード」「手間いらず」の3大キーワード。
「この3つがそろうと、飼い主のストレスも猫の負担もガクッと下がりますよ」というのが、実際に使ってみた私の結論です。
尿量&トイレ回数を“体重計レベル”で自動記録
ざっくり言うと、トレッタはトイレの床に体重計が埋まってるイメージです。
猫が入るたびに、体重やオシッコの量を測ってアプリに送信。
人間がメモ帳に書くより正確だし、書き忘れもゼロ。
勝手に数字がグラフ化されるので、「最近ちょっと減ってる(もしくは増えてる?)」が一目でわかります。

異常があると平均30分以内にスマホ通知
もし尿量が3日連続で減っていたら、アプリが「黄信号」を出してプッシュ通知。
普段は静かなので、通知が来た瞬間に「これはやばいな」と気付けます。
目安は“おしっこ減少or回数増加”など。早ければその日のうちに病院へ行けるスピード感です。
“首輪いらず”のAI顔認証で多頭飼いもラク
トレッタは首輪タグなしで、カメラで顔を覚えます。
だから首輪が苦手な子や、そよちゃんのように首輪ハゲが出来ちゃった子でもOK。
最大5匹までデータを自動で振り分け可能なため、多頭飼い勢にとっては「誰のおしっこか問題」も解決してくれますよ。
そのまま獣医さんにデータ提出
アプリには日別・週別のグラフがあるので、通院時にスマホを見せるだけで経過説明が完了。
「いつからどう変化したか?」は状態を把握する際に重要ですからね。
体重もほぼ正確に記録されているので、猫の診察台の滞在時間も短く済みます。
そして更には、猫のトイレデータをかかりつけ登録した動物病院にも共有することが出来るという神機能も。
たとえば猫さんに異変があった場合、トレッタから飼い主さんにアラートが通知されるのですが、同時に動物病院にもアラート通知が送られるので超安心です。

カメラで留守中の様子も確認できる安心感
出先で、「ちゃんとトイレしたかな?」「おしっこ出てるかな?」と不安になること、ありませんか?
トレッタは入室のたびに通知が来るし、トイレin&outが動画でも確認できます。
万が一、排尿姿勢で固まっていたり、入ったのにおしっこが出ていなかったりしてもリアルタイムで知ることが出来るので、すぐに対処出来て安心です。

信頼の“サブスク大賞2023グランプリ”受賞
要するに、第三者が認めたサービスであるということ。
機能だけじゃなくカスタマーサポートや社会的評価も高いので、「高い買い物だけど大丈夫かな?」という心理的ハードルも下げてくれます。
購入がそのまま保護猫支援につながる
トレッタは、本体や月額の売り上げの一部が保護猫団体施設に寄付される仕組みになっています。
- 売り上げの一部を「ネコリパブリック」に寄付
- 出荷台数に応じてシートや砂を施設へ物資寄付
- 神奈川県動物愛護センター内の譲渡促進ルーム「Toletta NYANルーム」のネーミングライツ料の負担
つまり、あなたが愛猫の健康を守る行動が、行き場を失った猫たちの救いになる・・・という、二重に尊いサービスなんです。
正直に語るデメリットと回避策
価格が高め・・・でも損はない初期投資
「lot+カメラ+AI搭載」ということで、正直なところ、普通のシステムトイレに比べれば結構高いです。
ただ、例えばですよ、早期発見が遅れて超音波検査が必要になった場合・・・平均3,000円~4,000円+愛猫の負担(恐怖・ストレスなど)がかかります。
更にはおしっこトラブルは慢性化してしまう恐れもあると。
症状が出るたびに病院へ連れていき治療する全ての負担を考えれば、「高くても元を取れる」と私は判断しました。
センサー誤差・・・砂山のデータを阻止するには
猫が豪快に砂を掘って片側だけ砂が盛り上がった場合、重量が分散し、おしっこの量が実際より少ないor多いとい表示されてしまうわけです。
これに関してはどうしようもないので、私は“定期的に砂を平にする”という超アナログな方法で回避しています。
ライトが眩しい
夜間でもLEDライトが常時点灯し、寝室やワンルームだと「部屋の隅にプチ満月状態」。
ちょっと気になるし、口コミでもデメリットとして「まぶしい」という意見が多数ありました。
対策としては、
- DIYライトカバー(公式推奨)
- 減光シール/フィルムを貼る(100均で売ってる)
- 設置場所や向きの見直し
など。
ちなみにですが、猫への影響は見られません。
他社スマートトイレと比較
「データ計測」に特化したスマートトイレの代表格は以下の3つ。
- トレッタキャッツ
- ペットケアモニター
- キャットログボード
トレッタ(TolettaCats) | SHARPペットケアモニター | Catlog Board 2 | |
---|---|---|---|
タイプ | カメラ付きトイレ本体 | トイレ本体 | 既存トイレ下に置くボード |
主な計測項目 | 体重・尿量・尿回数・入室回数・滞在時間・経過時間 | 体重・尿量・尿回数・滞在時間・トイレ周辺温度 | 体重・尿量・便量・排泄回数・滞在時間 |
多頭識別 | AI顔認識/頭数制限なし | 別売りバッジで3頭まで識別 | 体重パターン+月額メンバーシップで頭数無制限(猫ごとに課金) |
本体価格 | 一括64,000円 月額プラン初期9,980円 | 27,280円 | 14,850円 |
月額サービス料 | 0円(一括プラン) 1,480円/台(月額プラン) | 330円/台(cocoro pet) | 980円/猫(6匹目以降無料) |
カメラ搭載 | あり(顔認識+動画保存) | なし | なし |
電源 | ACアダプター | ACアダプター | 単三電池×4(コードレス) |
特徴的な機能 | プッシュ通知・動物病院提携(一部)・グラフなど | 温度センサー・AI異変検知など | 電池で設置自由・トイレサイズ自由 |
ざっくりと選び分けすると、
- データ深度とカメラ映像重視
→トレッタ - 導入コストと温度管理
→ペットケアモニター - 今のトイレをそのまま好きな場所で
→キャットログボード
と言った感じですかね。
私はキャットログボードと結構迷いました。
気になる「トレッタ」の口コミや評判
他の愛用者さんの口コミも気になるかと思うので、一部抜粋して紹介しますね。
良い口コミ
参考元:トレッタキャッツ公式サイト
- 体重が減っているのがすぐにわかったり、動画で便秘気味なのに気づいてフードをウェットにしたり、健康管理に役立っています。
- 購入前はカメラやライトが怖がらないか、トイレの移行ができるか不安でしたが、利用し始めるとすぐにトレッタに慣れてくれて不安は解消できました。
- 記録の写真や動画が可愛すぎるところがおすすめ!あと、体重やトイレ回数を把握できるので、獣医さんとの会話の際に助かりました。
- 初めて膀胱炎になった時も、トレッタのおかげで異変がすぐ分かり、その日のうちに病院に行くことができました。早く病院に行けたことで、今は完治し、その後も再発していません。
- 我が家は多頭飼育の為、今までは下痢や血尿などの特定が大変でした。トレッタは誰が下痢をしたのかも特定できるのでとても助かっています。
悪い口コミ
比較的高評価が多いトレッタですが、中には合わなかったり計測出来ていなかったりといった意見もありました。
体の大きさ、排尿時の癖や今まで使ってたトイレのタイプなどによっては、合わない猫さんがいたり、置き場所(カーペットやラグの上など)によっても正確に計測できない場合があるそうです。
トレッタは向いてる?向いていない?
おすすめの人
- 猫の健康変化を見逃したくない
- 留守がち
- システムトイレを使っている
- 愛猫におしっこトラブル経験あり
- 経済的に余裕がある
個人的には、システムトイレを問題なく使ってくれているだけでオススメ。
特におしっこトラブルが不安な猫ちゃんには、早期発見が重要なのでかなりオススメです。
向かないかも・・・な人
- コストを抑えたい
- ノーマルトイレを使っている
- 最適な設置場所がない(電源コード使用のため)
ノーマルトイレからシステムトイレへの移行はおすすめしません。
というのも、猫は鉱物系の固まる砂(細かい砂)が好きだからです。
また、猫にとっては微妙な場所にしか置けない場合も、使ってくれない可能性があるので向いていないかと思います。
よくある質問
- Q停電したらデータは消える??
- A
電源復旧後にWi-Fiがつながれば自動でクラウド同期。アナログメモは不要です
- Q専用チップ(砂)は使わなきゃだめ??
- A
専用のにおわないチップがオススメですが、他のシステムトイレ用の砂でも大丈夫。うちは今まで通り、デオトイレの消臭サンド(小粒)を使ってますが問題ありません。
- Q壊れやすい??
- A
半年以上使ってますが故障ナシ。
【追記】2025年現在、導入して2年以上たちますが一度も故障していません。たまに接続不良があるけど、電源を抜いて再起動で解決しています。
【まとめ】病気を数値化する最高のプレゼント
トレッタは、ただの高機能トイレじゃありません。
“猫の命を守るための翻訳機”です。
「ちょっといつもと違うかも・・・?」と思っても、目に見える変化がないとなかなか判断できない。
そんな不安を、数字とグラフで可視化してくれるのが最大の魅力。
トレッタは愛猫の小さな変化にすぐ気付ける強力なサポートアイテムなんです。
少し高くても、「早く気付けて良かった」と思える日が来る。
それだけで、私はトレッタを購入して心から良かったと思っています。
目ざせ、ネコの寿命30歳
トレッタキャッツ代表取締役・堀 宏治
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