猫のトイレって、実は奥が深いんですよね。
最初に「どのトイレを選ぶか」って、意外と迷うポイントだと思います。
この記事では、私(というか愛猫)も実際に使っているシステムトイレについて、メリット・デメリットを出来るだけ中立的に、そして本音でお伝えします。
「うちのこに合うかな?」と悩んでる飼い主さんが、すこしでも判断しやすくなれば嬉しいです。

猫のシステムトイレってどんなもの??
まず、システムトイレとは、上下2層構造になっている猫用トイレです。
- 上段:すのこ+専用の猫砂
- 下段:おしっこを吸収するトイレシート
猫がおしっこをすると、猫砂をすり抜けてすのこを通過し、下段のトイレシートで吸収するという仕組みになっています。


一般的なノーマルトイレでは、シンプルな箱タイプのトイレに固まる砂を使用しますが、システムトイレでは固まらない砂を使います。
においや掃除の手間を軽減してくれるので、多頭飼いや忙しい飼い主さんに人気ですね。
システムトイレのメリット5選|使ってみて「これいいな」と感じたこと
我が家では最初、ノーマルトイレを使っていたので、「システムトイレのココがいい!」と思う事を紹介します。
①ニオイが少ない
シートが吸収してくれるおかげで、おしっこのニオイがこもりにくいです。
砂も抗菌・消臭加工されているものが多く、帰宅した時のもわっとにおう感じも減りました。

私は「デオトイレ」の砂とシートを使っています。たまに「ニャンとも清潔トイレ」の砂も使います。
②掃除が楽で猫も嬉しい
おしっこがシートに吸収されるので、毎回すくう必要がありません。
しかもこれ、飼い主がただ楽なだけじゃなく猫にとってもメリット。
というのも、ネコのトイレと排泄にまつわる論文によると、何も入っていないきれいなトイレが猫に一番人気ということが、研究結果でわかったそうです。
おうちに帰るのが遅くなっても、「トイレ溜まってるだろうな」と心配にならなくてすみます。

うんちは高確率で私の食事中にやるんで、素早く処理できています。いいのか悪いのか・・・いや、いいことですね、ありがとうそよちゃん。
③おしっこのチェックがしやすい
トイレシートだと、数回分のおしっこを見比べられるので、色の変化がわかりやすいです。

私は、固まる砂で少量の血尿に気付けなかった経験があるので、その点は安心。

もちろん、そもそも膀胱炎にならないように色んな予防や対策はしっかりしているつもりです。
少量の血尿でもわかりやすく、尿pHがわかるトイレシートも販売されています。
尿pHとは、おしっこの酸性・アルカリ性のバランスをあらわすもの。
酸性になると「シュウ酸カルシウム結石」、アルカリ性になると「ストルバイト結石」が出来やすく、pHの理想バランスを保つことで、膀胱や腎臓の病気予防となります。
④採尿が簡単に出来る
通院時に必要な尿の採取も、シートを外すだけでスムーズに行えます。
- トイレを丸洗いする
- 新しい猫砂を入れる
- シートを敷かずに待つだけ
猫がおしっこをすれば容器に入れて動物病院へ持って行けば検尿してくれますし、自宅で出来るおしっこチェックキットもありますよ。
猫に一切ストレスをかけずに採尿できるのは大きなメリット。
猫はおしっこトラブルが多いですから、定期的な尿検査が出来れば病気の予防にも役立ちます。
⑤ゴミが少ない
意外と助かってるのが、毎回おしっこを捨てる必要がないため、ゴミの量が減らせること。
かたまる砂の時はおしっこするたびに塊を袋に入れて捨てていたので、地味に大変でした。
システムトイレのデメリット|知っておきたいリアルな注意点
システムトイレには実は、致命的となるデメリットもあります。
- 猫からは不人気
- 衛生面が心配
- コスパが悪い
①猫によっては合わないことも
システムトイレ最大のデメリットとなるのが「猫からは不人気」ということ。
ライオン商事株式会社さんが、東京猫医療センターの服部幸院長と「猫ファーストなトイレ」を開発する際に行われた調査では、以下2つの“猫が好むトイレの特徴”がわかりました。
- 横幅50㎝以上のトイレ
- 鉱物性の細かい砂
つまり、システムトイレは構造上どうしても砂の粒が大きくなるため、嫌がる猫もいるのです。
この事に関しては「システムトイレはストレスなのか?」の記事で詳しく解説しているので、気になる方はご覧ください。
②こまめな掃除が必要
おしっこの片づけは“楽”ですが、トイレ自体の衛生面のケアは必須。
すのこ部分には結構汚れが溜まるので、本体丸洗い・砂の総入れ替えは月一回だと少ないかも。
掃除をさぼったらそよちゃんは使ってくれません。
③ちょっと高い
システムトイレ専用の砂とシートが必要なため、ノーマルタイプと比べてランニングコストは高め。
しかも、清潔を保つとなると結構かかりますね。
うちは毎月4,000円ちょっとかかってます。
- 【トイレシート】20枚 2,000円
(週2回交換…10枚入り1,000円×2個分) - 【抗菌サンド】6ℓ 2,000円
(月1回交換…1袋1,000円×2個)

ものすごくざっくり計算したので大体の金額です。
システムトイレの正しい使い方とお手入れ方法

猫の頭数+1個、用意する
トイレが汚れていると、猫はおしっこを我慢してしまいます。
おしっこを我慢すると、膀胱炎や尿路結石を引き起こし、繰り返すと腎臓に負担を与えます。
でも2つあれば、1つが汚れていてももう1つのトイレを使えるため、最低でも「頭数+1個」は用意してあげましょう。
シートの交換と砂の補充・入れ替え
私の感覚では、正直シート交換は週一回だと少ないですね。
1週間もするとトイレ周りが結構におってきます。
砂も、使う頻度によっては1カ月もたてば変色してきます。
汚れている部分は取り除き、補充しながら、入れ替えは最低でも月一回は必要です。
すのこ・本体の掃除
2週間に1回、すのこ部分の汚れをペット用ウェットシートで拭きとり、砂の入れ替えのタイミングでトイレ本体の丸洗いをします。
洗剤は、ペット専用のものか、クエン酸や重曹など安全なもの使い、すすぎ残しがないようにしっかり洗い流してください。
- 強いアルカリ洗剤(カビ取り剤・塩素系漂白剤など)はNG、猫にとって有害です
- 洗剤を使ったあとはしっかりすすいで乾かすこと
- 香料が配合されている洗剤は、猫が嫌がります

そよちゃんは砂が汚れてくると2個目のトイレを使い始めるから、そのタイミングで入れ替えてるんだけど大体3週間位です。
システムトイレに関するQ&A
- Q猫がシステムトイレをつかってくれない、どうしたらいい??
- A
猫が慣れるまでに時間がかかることがあります。
使い慣れた猫砂と併用したり、元のトイレと並べて置いてみましょう。
また、砂の感触や香りが苦手な場合もあるので、無香タイプや細かい粒の砂に替えてみるのも効果的です。
ただ、固まる砂からの移行で使ってくれない場合、元に戻した方がいいかも。
トイレストレスが長引く恐れがあるため、基本的におすすめしません。
- Q子猫や老猫にも使える??
- A
基本的には使えますが、注意点があります。
- 子猫の場合:大粒の砂が歩きにくく感じることがあるので、体の小さいうちは、細かい砂を使うかノーマルタイプの方が安心かも知れません。
- 老猫の場合:出入りしやすい低めのタイプのトイレなら問題ないです。
- Qシステムトイレのニオイが気になる、対策はある?
- A
ニオイの原因は、「シートの交換頻度が少ない・砂の交換不足・本体の汚れなど」が多いです。
水洗いだとニオイが落ち切らない事もあるので、ペット専用クリーナーでしっかり汚れを落とすといいですよ。消臭剤を使う場合は、トイレ内に湿気がこもらないようにしてあげてくださいね。
システムトイレが向いている猫・合わない猫の特徴
合いやすい猫
- ニオイが気になる
- 留守の時間が長い
- 健康管理をしやすくしたい
- 粉塵に弱い
- 多頭飼い
合いにくい猫
- 砂の感触に敏感な猫
- 「トイレ不満サイン」が見られる猫
- 初期費用やランニングコストを抑えたい
トイレで健康チェックもしたいなら「トレッタキャッツ」という選択肢も
システムトイレはおしっこの色はわかりやすいけど、量や回数は正直わかりにくいです。
そこで見つけたのが、カメラ付きスマートトイレ「トレッタキャッツ」
【まとめ】
猫の性格やライフスタイルに合わせて、最適なトイレ環境を選んであげましょう。
あくまで、優先すべきは「猫が気に入るかどうか」。
飼い主さん目線で楽な方を選んでも、猫が気に入ってくれないと粗相したり病気になったりするため、結果的に大変です。
システムトイレは、上手に使えば猫にも飼い主にとっても快適になります。
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