「お金がないなら猫を飼ってはいけない」?それでも猫と暮らしたいあなたへ

ねこと暮らす前に
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「貧乏人は犬や猫を飼うべきではないのか??」

私がもし人にそう聞かれたとしたら、「はい」って答えます。

ただ、「貧乏人はペットを飼うの諦めるしかないのか?」というと、それは違う。


ある獣医師の“お金がなければ動物は飼ってはいけません”という発言にも真相があります。

それは、猫には命があり、責任があり、費用もかかる。だからこそ「気持ちだけ」では飼えないということ。

でも、それでも。
「どうしても猫と暮らしたい」と思う気持ちは、猫好きとして激しく共感。

だってこんなに可愛いんですから。

というわけでこの記事では、経済的に厳しくても猫と暮らしたい人が持つべき覚悟と、今すぐできる工夫や選択肢を、私自身の体験を交えながらお伝えします。


「お金がない人は猫を飼うべきではない」その現実を知っておく

「命」ですから、まずは“お金に余裕がないと一緒に暮らせない”という現実を知っておいて欲しいです。

意外とお金がかかる、猫との暮らし

まず、猫を迎え入れるにあたってかかる初期費用は20万ほど。
(食器・ケージ・キャリーバッグ・タワー・ハウス・おもちゃ・トイレ用品/健康診断・ワクチン)

猫の感染症は怖いので、譲ってもらったり中古は基本NGです。

そして猫にかかる年間の平均費用は、15万ほどと言われています。
(うちで、ざっくり計算して17万円超え。電気代や通院費も入れると20万超えます。)

そこから更に、病気をした場合のその都度医療費がかかりますし、入院や手術となると10万以上することも。

去勢避妊手術、病気、健康診断、ワクチン接種・・・お金がないと諦めるしかありません。

毎月のフード、トイレ用品、爪とぎなどの出費・・・お金がに余裕がないと生活が苦しくなって、飼い続けるのがしんどくなってしまうこともあるでしょう。

これが問題なんです。
「諦めるしかない」?
そんな選択肢は持ってはいけない。

でも実際、こういった問題が起きているからこそ「貧乏人はペットを飼うな」と言われてしまうのです。

命を引き受けるという“責任”

猫の平均寿命は15年~20年ほど。

愛猫家からすれば短すぎますが、現実的な話をすると、「かかる費用」は年々増えていくわけです。

たとえば今、子猫の時に迎え入れて“カツカツ”な状態だとしたら、シニア期以降まず足りません。

だって、シニア期から病気予防や免疫維持など始めないといけないし、高齢になると通院頻度も医療費も増える可能性が高い。

そりゃ、健康優良猫ならいいですよ。そんな子も全然います。
「特に何もしてないけど20歳!」なんて猫さんもいる。

だけどそうじゃなかった場合を考えた「老後の備え」は、猫にも必要なんです。

多頭飼育崩壊の原因

もうこれは最悪なケースですが、経済的な余裕がない家庭が知識もなく猫を迎え入れた、多頭飼育崩壊問題

崩壊しなきゃいいですよ。
でもしますよね、だってお金がないんだから。

そんな当たり前のこともわからずに猫を飼う人がいる。

たった2~3万円の手術費用が払えず、気持ちだけで猫をどんどん迎え入れる。

猫を迎え入れておいて「お金がないから」は、無責任です。


ほっとけない気持ちはわかる。
目の前に救いを求める猫がいたら、どうにかしたいです。

だけど、“ただ家に入れるだけ”じゃ、猫を救ったとは言いません。

迎え入れた以上、家族の一員としてお金をかけなきゃいけない。

無責任な人間のせいで、ろくにお世話もしてもらえない飢えた猫が室内で増えることには当然、大反対です。

他の人が助けることも出来ないんですから。

「貧乏人はペットを飼うな」の真相

私が言いたいのは、問題は「貧乏」じゃなく「無責任」なこと。

子ども一人育てるのにお金がいるように、犬も猫も、育てるのにはお金がいります。

そんな当たり前のことに考えが行き着かないことが問題だし、「何とかなる」と思う事が無責任。


本当に猫が好きなら、猫を救いたいなら、猫と暮らしたいなら、「何とかなる」じゃなくて「何とかする」でしょう。


なので「貧乏人にはペットを飼う権利もないのか!」という反論はお門違いで、「貧乏を理由にケアも出来ないならペットを飼ってはいけない」と認めるべきなのです。


責任を持っていようがいまいが、お金に余裕がある人はペットにお金をかけることが出来ます。

しかし悲しいかな、お金に余裕がない人には「諦める」以外の選択肢がない


この現実を認めない限り、今後もお金に余裕のない人がペットを飼い、「お金がない」を理由に諦めてしまいます。

そうするとどうなるかって、人知れず苦しむ犬や猫が増えるだけ。


だからこそ私は、獣医師の「貧乏人はペットを飼うな」という発言には賛成ですし、拡散すべきだとも思っています。

それでも一緒に暮らしたい・・・諦めないのための「覚悟」と「責任」

ここまで厳しいことを書いてきましたが、正直に言うと、「ひとりでも多くの人に猫と暮らしていただき、猫とぜひ幸せになって欲しい」というのが私の本音です。

お金に余裕があっても大金持ちでも、“猫を捨てる人”や“物のように扱う人”も全然いますから、気持ちだけじゃ無理ってだけで、気持ちも大事なんです。

だからこそ、「この命を背負う」と決めた人にだけ、猫との暮らしは許されるんじゃないかと思うんです。

猫がくれる癒しや可愛さに満足するだけじゃない。
人間の都合で家の中に閉じ込める以上、責任はこっちにあるんです。

それを、「かわいいから」で飼って、「お金ないから」で諦める、手放すのはだめ。

だから最初にちゃんと考えて欲しいです。

それでも一緒に生きたいか、そして、出来るかどうかじゃなく「やる」と言えるか。

「お金がないなら飼うべきではない」
この言葉は、“無責任に飼わないで”という警告でもあります。

お金がないなりに猫と暮らすための工夫

「貧乏とか知らんで、頼むで。」

フードをお得に買う

キャットフードの定期便は、定価よりお得に買えるパターンが多いです。

たとえば、今現在うちの愛猫そよちゃんが食べているグランツの場合、

  • 初回は定期便お申込みで「通常価格の63%オフ&送料無料」
  • 2回目以降も定期便なら「通常価格から20%オフ」
  • 2回目以降6袋まとめ買いなら「送料(660円)無料」

初回で味見ができて、猫が気に入ってくれれば2回目以降6袋まとめ買いでかなりお得に買えるんです。

フードの質は猫の免疫力に結構影響するんで、ケチらずにお得に買うという工夫を私はオススメしています。

ペット保険に入るor猫貯金をする

収入を増やして支出を減らす

猫を飼うことに関して協力してくれる家族がいるかどうかも大事。
というのも、ある日突然体調を崩し検査に10万円なんてことも珍しくはないからです。

お金に余裕がないまま、一人で全てを背負うのは大変です。その大変さからペットを手放すなんてことにならない為にも、前もって家族には協力をお願いしておくといいでしょう。

私が実践してきた、“お金に余裕がない中でも猫と暮らす方法”

実は私、お金に余裕がない状態でそよちゃんを迎え入れたんです。

当時は無知もいいところだったので。

だけど、「絶対に何とかする」という覚悟は決めていたからか、そよちゃんの留守番時間を増やさずに収入を増やす方法を本気で考えました。

そして見つけたのが、自営業です。

昼間はnoteやブログの執筆を家でやって、夜は自分のお店で働く。

あとは楽天を使って貯まったポイントでお得に買い物をする。

そうすると、昼間は家にいるけど忙しくてランチなんて行かないし、夜の外食や遊びに使うお金も節約できています。


もしもの時のためにペット保険にも入ってますが、手術に特化した保険なので毎月の掛け金は1,500円程度。

財布に溜まった小銭を「そよちゃん貯金」に入れ、定期的にキャットタワーやキャットウォークに使っています。

使ってくれると嬉しくて買いたくなる。


選択肢を増やせば、道は開ける

猫と暮らす=完全に一人で背負う、って思い込みがちな人も、多い。

でも実は、ちょっと視野を広げるだけで選択肢って意外とあります。

たとえば、猫を飼う人を支援している団体や、フード・医療支援をしているNPOなど。

全国規模の支援団体
  • 公共財団法人|日本動物愛護協会
  • NPO法人|犬と猫のためのライフボート
  • NPO法人|東京キャットガーディアン

保護猫カフェ・地域密着型団体
  • ネコリパブリック
  • 保護猫カフェ|moff moff


これらの団体は、猫の保護活動や里親探し、医療支援などを行っています。

経済的に余裕がなくても、猫との暮らしを続けるための支援や情報を得られる可能性も。

また、SNSの猫コミュニティなどで支援を募ることも可能。

助けを求めることは決して恥ずかしいことではありません。
むしろ“猫を守ろうとするあなたの強さ”ですよ。

https://www.cao.go.jp/kodoku_koritsu/torikumi/platform/katsudou/kanmin_minmin/pdf/kiji4.pdf


【まとめ】お金がないからこそ、本気で考えたい「覚悟」と「工夫」

お金がないという現実は、確かに大きな壁です。

お金に余裕がない状態なら、飼うべきではない。

そう言われるのは、実際に「お金がない」を理由にひどい目にあっている猫たちを知ってるからです。


でも、「そんなことにはさせない」という覚悟があるなら、私はやれないことはないと思います。

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