猫を飼おうか迷ってるんだけど・・・猫との暮らしが実際どんなのか知りたい。
そんな猫好きさんの要望にお答えします。
猫と暮らすメリット・デメリットについては以下の記事で詳しく書いています。
加速し続ける猫ブームの影響もあり、猫を飼うか迷ってる方も多いんじゃないでしょうか。
とはいえ、実際猫のいる生活がどんなものかがわからないと「軽い気持ちでは飼えない」と思うのが猫好きさんです。
優しいですからね、猫好きさんは。
逆に、ただただ「かわいいから」という軽い気持ちで猫を飼い、その大変さから後悔する人がいるのも事実。
そこで今回は、『猫を飼って後悔する人ゼロ運動』として、実際に猫と暮らしてる私がどんな毎日を送っているのか恥を捨てて公開したいと思います。
猫と暮らすとこうなります
そよ姫と出会ってからの「飼い主としての1日のルーティン」を公開します。
1日のルーティン
【朝】
大体朝は「ナァーーー」という鳴き声で起こされるか、鼻キス(めっちゃくすぐったい)で起こされます。
冬場は暖をとるため私のお尻や足の上で寝るので、4キロの重みで起こされます。
つまり、とにかく朝は起こされるわけです。
飼い主の疲労や寝不足なんて猫には関係ないですから。
そして、朝一番にすることは目覚めのコーヒーでもスマホのチェックでもなく、そよ姫の食事の用意。
スマホチェックやコーヒーなんて5分くらいだし、猫を後回しじゃダメなの?
そう思うかも知れません。
しかし、ごはんをあげないとずっと付いて回ってくるか「ナァーーー」と鳴き続けるか、けなげにじっと待ってる雰囲気を出してくるので、これはもう強制なんです。
そして食事を用意したあとは、
- しばらくそよ姫が食べる姿を眺め
(かわいくて見てしまう) - 日光浴できるようにカーテンを開け
(鳥がいるかいないか報告する) - トイレチェックをしてから
(病気の早期発見という心がけ)
ようやく目覚めのコーヒーとスマホのチェックです。
太字の部分を「下僕脳」と言います。
にゃるそっく中は邪魔しないよう、掃除機は後回しにして洗濯や掃除を黙々とこなします。
【昼】
「猫は一日のほとんどを寝て過ごす」と言いますが、本当に昼間はほとんど寝ているので相手して貰えません。
たまに起きても家の中をパトロールしたり、ご飯を食べたり、念入りに毛づくろいをしたりと猫は猫なりに忙しいようです。
ただ、なぜかはわかりませんが私がNetflixでアニメを見始めると何かしら要求してくるので、実は「暇なんやったら遊べよ」と思ってるのかも知れません。
【夕方】
私が夕食の準備を始めようとすると大体起きてくるので、一旦中断してそよ姫と軽く追いかけっこします。
この“追いかけっこ”で抜け毛が舞い散るため(特に換毛期は満開の桜ぐらい舞う)、掃除機とフローリングワイパーをかけなきゃいけません。
追いかけっこしなきゃいいやん。
そう思うかも知れません。
ですが、昼間たんまりと寝た猫はエネルギーが溜まっている状態なので「狩り」をするタイミングなんですよね。
このことに関してはコチラの記事で詳しく書いてますが、
飼い主の重要任務です。
「ハイテンションなまま調理中キッチンに来られると危ないから」という工夫でもある。
【夜】
私たちの夕飯中、そよ姫はテーブルに乗ったりご飯を欲しがったりすることを一切しません。
ただ、高確率でう〇こします。
うんこ処理班は基本私なので何か恨みでもあるのかと思い検索した所、食事中にうんこしちゃう猫は多いということがわかりました。
言っておくけどめっちゃ臭いからね。
そしてお手入れタイムが始まり・・・
「あとは寝るだけ」のまったりタイム。
娘たちと話していると何か思うことがあるような顔でこちらを見るので、私か次女がアテレコし、猫との家族団らん時間を作ってます。
そして散々娘たちに撫でられ、抱っこされ(全然嫌がらない)、エネルギー満タンとなったそよ姫が次に求めるのは私との狩りごっこ。
どんなに眠くても毎晩こうして「寝かせねーよ?」と言わんばかりに詰め寄って来るので、寝たい時間には寝れません。
疲れてる時くらい無視して寝るのはダメなの?
そう思うかも知れません。
ですが、【朝】の項目でも言ったように猫にとっては飼い主の疲労や寝不足なんぞ知ったこっちゃないのです。
なので無視した所で連続鳴きで寝れませんし、なぜか気付けば猫じゃらしを手に取って振ってる自分がいるんですよ。
ちなみに我が家では私と長女にこの症状が出てますから、3人に1人の確率で下僕脳となるのではないかと考えられます。
更には、私の方が覚醒してしまって「もっと遊ぼうよ!」と立場が逆転するんですが、こちらの要望には応えてくれないのが猫。さすが猫。
来られるとなんか引いちゃう。
ワークスタイル
仕事に関しては家族構成や職種などにもよりますが、私の場合猫愛が大爆発してしまったので、個人的に働き方改革を実現してみせました。
そよ姫と一緒にいたいがためにお昼の仕事を辞め、BARを開業し、猫専門ブログを運営。
とにかくいつでも愛猫の為に自由に動ける状態でいたかったので、がっつり環境を変えました。
勿論ワークスタイルを変えなくても猫とは暮らせますが、「愛猫に早く会いたいから残業なんてしたくない」と嘆く飼い主さんも多いですからね。
猫を飼うと多少なりとも、働き方を変えたくなるのはごく自然のことかと思います。
休日の過ごし方
休日??
家にいます。
ひたすら家にいます。
元々インドアだったのが拍車かかってます。
理由は簡単で、そよ姫とおうちでゆっくり過ごしたいからです。
猫を飼うとお家の中が居心地よくなっちゃうんですよね。
勿論出かける日も普通にはありますが、コロナ感染でホテル療養した以外丸一日家をあけたことはないですし、出かける頻度も減りました。
そんなたまにのお出かけですらお留守番カメラを頻繁に覗き、ドアの前で待ってる姿を見ると帰りたくなってしまいます。
これから猫を飼う予定の人は見守りカメラも買った方がいいよ。まじで。
盗み見すんな。
猫と暮らしてみてぶつかった問題
では次に、私が実際猫と暮らしてみて「どうしたもんか」と悩んだ猫ならではの問題について紹介していきます。
家に人を呼べない
子猫の頃は大丈夫だったんですが、生後4〜5ヶ月頃から家族以外の人が家に来ると歯茎をむき出して警戒・威嚇するようになりました。
しかも人が帰るまで隠れて出てこないので、その間ごはんやトイレも我慢してるわけですよ。
そんな時に偶然、花王と鉄拳のコラボ動画『小さな便り、大きな便り』を見た私は、我が家を「家族(同居人)以外出入り禁止」に。
他人を招きたくない私としてはちゃんとした断る理由が出来て好都合でしたが、親や弟もダメとなるとちょっと大変というか、不便と感じることは正直多いです。
娘ちゃんたちは納得してくれたの??
この動画見せたら納得どころかむしろ大賛成やったよ。
旅行に行けない
猫にとって安心出来る場所は家だけなので、一緒に旅行に行くこともペットホテルに預けることも猫にとってはストレスでしかありません。
ただ私の場合、娘に任せて行こうと思えば行けるんですよ。
何処へでも何泊でも。
じゃあ一体何が問題なのかというと、そよ姫が気になって行けないんです。
「私がいない間に火事になったらどうしよう・・・。」
「私がいない間に南海トラフ地震が来たらどうしよう・・・。」
と。
そんなこと言いだしたらどこも行けないんですけど、心配をしながら旅行したって何も楽しくないですからね。
猫を飼うと、可愛すぎるがゆえにこういった予想だにしない問題も起こります。
「猫が気になって旅行に行けない」という飼い主さんは結構多いかも。
なぜ猫を飼うとネコファーストな暮らしになるのか
以上のことからわかるように完全なるネコファーストな暮らしとなってしまってるわけですが、何故そうなったのか・・・
いや、なぜ人は猫を飼うとネコファーストになるのか。
この事について少し考えてみました。
理由①猫の本能
猫好きさんならご存知の方もいるかと思いますが、猫にはしつけが出来ません。
しつけをすべき生き物ではないのです。
ということは、猫と一緒に生活するには融通がきく私たち人間側が猫に合わせるしかないんですよね。
それに、実際暮らしてみてわかったことですが猫は犬以上に野生本能が強いように感じます。
つまり、私たち猫好きは無意識に「野性本能には勝てない」と降参し、猫に全てを譲りまくってしまうというわけです。
理由②猫の性格
猫は単独行動の生き物ですから、自分の都合や気分によって離れたりくっついたりします。
この自由気ままな態度がどうやら私たち人間の心を虜にするようです。
普段そっけないからこそ、甘えてこられた時の喜びは何倍にもなる。
その喜びを失いたくがないために、「絶対に愛猫に嫌われたくない」という気持ちがネコファーストな日常へと繋がっていくのかもしれません。
理由③態度が「主」
どういうことかと言いますと、要は「堂々としてる」ということです。
ソファやベッドのど真ん中で堂々と寝ますし、テーブルの上も堂々と歩きますし、PS4の上にだって堂々と飛び乗ります。
そのあまりにもの堂々たる態度が「何も間違ったことなどしていない」と、まるで当たり前かのように思わせられるんでしょう。
恐らく、猫と暮らす人だけが陥る錯覚。
こうして人は猫に支配されていくのかもしれないですね。
実は猫って人間の心理を操るプロかも知れない。
猫と暮らす人間あるある
では最後に、猫の飼い主さんにしかわからない「わかるわ~あるある!」な『猫の飼い主あるある』を簡単に紹介します。
「猫を飼うとこんな感じになるのか・・・」と大体の想像がつくかと思います。
待って。最後の「幻覚」はどういうこと??
それは猫飼ってからのおっ楽っしみ♪
うぜぇ。
以上が、猫初心者だった私の『猫との暮らし5年目の実態』です。
“私とそよ姫”という個人(猫)のほんの一例になりますが、恐らく根本的な部分は他の猫の飼い主さんも同じような感じかと思いますよ。
猫を飼い真の猫愛に目覚めた時、大抵の人はこのような生活になるでしょう。
【まとめ】猫との暮らしには「大変」と言いながら猫に尽くすという喜びがある
- 猫を中心とした1日のルーティンが決まる
- 猫を優先せざるを得ない
- 脳が猫に支配される
- 人付き合いやアウトドアな趣味は制限される
- 猫に尽くす人生となる
猫を飼いたいと思っても、どんな生活が待ってるのかがわからないと最後まで面倒見れるか不安ですよね。
今回私が公開した“リアルな猫との暮らし”が、決断する際の参考になればと思います。
いよいよ本格的に猫を飼うと決めた方は、以下の記事を読んで準備を始めましょう。
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