ペットショップでも見かけるオリジンのキャットフード。
「安全?」「食いつきは?」「高いけど本当にいいの?」
高いからこそ簡単に試せない、わかります。
わが家では、愛猫そよちゃんにオリジンを与えていた時期がありました。
同時にアカナも購入して試していますが、そよちゃんはほとんど食べず。
一方、オリジンはもりもり食べてくれて、心配だった痩せ気味なことや毛並みにも変化を感じました。
私、今でこそ猫に詳しいおばさんになりましたが、当時は猫についてなんの知識もなく、キャットフードについても何も知らない、本当に無知だったんです。
そんな中でオリジンは、猫が毎日たべるものって大事なんだと実感したフードで、キャットフードについてちゃんと調べるようになったきっかけのひとつ。
わけあって半年ほどでやめたけど、オリジンに不満があったからではありません。
この記事では、猫初心者だった当時の失敗も隠さず、約半年オリジンを与えた実体験を、現在キャットケアスペシャリストの私が今の知識でもう一度振り返ります。

猫初心者だった私がオリジンにたどり着くまで
そよちゃんを迎え、最初に与えたドライフードはロイヤルカナンのキトンでした。

理由は単純で、動物病院に置いてあったからです。
「病院が推してるなら間違いない」、当時はそれくらいの知識しかありませんでした。
ところが、そよちゃんの食いつきは微妙。猫ってこんなにがっつかないのか?と思うほど、微妙。
その後、ニュートロのキトンチキンも数ヶ月試したけど“飽き”が早くて・・・。
そこで私はペットショップへ行き、なんとなく“ええやつ感をかもすフードの棚”に並んでいる、なんとなく良さそうでちょっと高いオリジンとアカナに注目。
スマホで検索して調べた結果、なんか本当によさそうなので、アカナとオリジン両方買いました。
「ええもん食べさしたい」、その一心で、2種類混ぜてあげるつもりで買って帰りました。
まずはアカナから・・・でも、そよちゃんはほとんど食べなかった
最初に試したのはアカナです。
それまで食べていたニュートロにちょっとずつ混ぜながら切り替え始めたけど、食べ終わったお皿を見るとアカナが残ってる・・・。
結局、アカナは完全移行する前に諦めました。
次は本命のオリジン。実は、オリジンについて調べた時に圧倒的高タンパクだと知り、無知ながらも「これはいいやつや」なんて思ってたんです。
そんな大本命のオリジンさん、封を開けた時のニオイがすごい。「これが圧倒的高タンパクのニオイか」なんて思いながらそよちゃんにあげると、今度は残さず食べてくれました。
もったいなくてアカナもちょっとずつ混ぜたりしながら(でも残される)、そのままオリジンへ完全移行。約半年間続けることになります。
フードの切り替えは慎重に
当時無知だった私は、そよちゃんがお気に召すフードを色々試すつもりでいました。
これがダメなら次はこれ、みたいな感じで。だからアカナとオリジン両方買ったんです。
それ自体は、フードの切り替えさえ時間をかけてちゃんとすれば問題ありません。フードローテーションが合う猫もいます。
ただ、短期間にいくつものフードを試していると、途中で嘔吐や下痢など起きたときに、「どのフードが会わなかったのか」「そもそもフードが原因なのか」を判断しにくくなるんです。
食べてくれるかどうかは試してみないとわからないけど、試す前に合うかどうかを調べるのは大事。だからこそ私は、正直なレビューをブログで発信しています。
オリジンを半年食べて、私が初めて気づいた「フードの大切さ」

私が食べたみたいな言い方になってますが、そよちゃんです、食べたのは。笑
オリジンに変えてからよく食べてくれるようになったそよちゃん。もちろん、食いつきは猫によります。
ただ、そよちゃんが短期間にアカナとオリジンの両方を試したからこそ、わが家では食いつきの違いがかなり分かりやすかった。
そしてしばらく続けているうちに、食いつき以外にも私が気づいた変化がありました。
痩せ気味だったけど肉付きがよくなった

うちのそよちゃん、細くて小さかったんです。
なかなか太らない。
でもオリジンに変えてから2、3ヶ月、何となく丸くなってきたなと感じ、動物病院で体重を測ったときは「順調に増えてますね」と。
生後半年で3kgだった体重が、オリジンにして3ヶ月後、3.5kgになってました。
パサついていた毛並みが気にならなくなってきた
当時のそよちゃんは、毛並みのパサつきもちょっと気になってました。もさもさって感じで。
でもオリジンに変えてしばらく経ったころ、「そういえば、前より毛並みがいいかも」と感じるように。
これはあくまで私の感じた変化なので、オリジン食べれば毛並みが良くなるとよ!なんて言いきれないですが・・・
「毎日食べているものって、思っていたより猫の体に関係するのかも」と考えるようになったのは確かです。
猫風邪の症状も少しずつ落ち着いてきた
そよちゃんは、保護したときすでに猫風邪を患っていて、症状がなかなか治まらなかったんです。
でもオリジンに変えてしばらく経ったタイミングで、その症状もちょっと落ち着いてきました。
ただ、結膜炎だけがしつこく残っていて、点眼薬をもらいに動物病院に行った時、獣医さんから「栄養価を考えたフード選びも大事」と聞きました。
もちろん獣医さんも「フード変えたら治るよ」って話ではなく、例えば小麦メインのフードから肉メインのフードに変えたら、毛艶がよくなった、便が安定したという飼い主さんの話は聞きますよっていう、あくまで可能性の話。
そして実際、私もオリジンに変えたあとにその変化を感じたので、「キャットフードって大事なんだな、そりゃ毎日食べるものなんだから体に影響するよな」と、思うようになりました。
ここから私は、原材料や栄養について少しずつ調べ始めますが、今振り返ると、すごく雑な理解の仕方をしてましたね。
「ネットで評判いいから」のレベル。誰がどんな意図で書いてるかも分からない記事を全部鵜呑みにするっていう。
だけど、キャットケアスペシャリストの資格を取得し、猫の食事について勉強した今の私がオリジンを見たら、どう評価するのか。
次は、現在のオリジンの原材料や成分を改めて見てみます。
当時は知らなかった。今の私がオリジンを見ても「やっぱり肉!」
当時の私は、オリジンの原材料を細かく比較して選んだわけではありません。
「猫に必要なたんぱく質がめっちゃ多くて、評判もいいしなんかよさそう」程度で、なんならオリジンを調べた時に初めて“猫は高タンパクがいい”と知ったほど。
でも、猫の食事について学んだ今、改めてオリジンを見ると、「そりゃ、評判いいわ」と納得。笑
現在のオリジナルキャットは、原材料の85%に動物原材料を使用。
粗たんぱく質も40%以上と、かなり高タンパクな設計です。
さらに原材料の最初を見ると、
- 新鮮鶏肉
- 生七面鳥肉
- 生の丸ごとニシン
- 新鮮鶏内臓
- 生の丸ごとヘイク
- 生七面鳥レバー
- 新鮮卵
と、ずらっと動物性原材料が並びます。
さらにさらに、肉や魚だけではなく内臓や骨なども使い、猫が本来食べてきた獲物に近い栄養を取り入れるという考え方で作られています。
今ならこうしたところまで確認してフードを選びますが、当時の私は、そんなことは全く知りませんでした。
オリジンを食べ始めて「猫って肉食動物なんだな」と実感した
オリジンを食べるそよちゃんを見ていて感じたこと・・・それは、「肉食動物感」です。
がっついて食べるし、毛並みのパサつきも徐々に気にならなくなってきた。
そんなそよちゃんを見ながら、「猫ってこんなに可愛いのに、ちゃんと肉食動物なんやな」と初めて意識するようになりました。
今でこそ当たり前に知っていることだけど、猫は生物学的には真正肉食動物(obligate carnivore)なんですよね。

犬や人間とはちがうのよ。
だからオリジンは、猫は年齢にかかわらず動物性タンパク質を必要とするという考えのもと、オリジナルキャットを設計しています。
そして私にとって大きかったのは、「高タンパクだからオリジンはすごい」ということだけではなく、オリジンをきっかけに、「そもそも猫ってどんな動物なんやろ?」と思うようになったことです。
猫にはどんな栄養が必要なのか。どうして肉を食べるのか。健康に暮らしてもらうために、飼い主に何ができるのか。
キャットフードについて調べ始めたことが、いつの間にか「猫そのものをもっと知りたい」に変わっていきました。
だから私にとってオリジンは、単に半年間与えたキャットフードではありません。
そよちゃんと暮らすなら、ちゃんと猫のことを知りたい。
そう思うようになったきっかけのひとつでもあります。
ただし「高タンパク=すべての猫にいい」ではない
誤解を生まないように事実を伝えたい「ねこぐらし」なので、ここは欠かさず伝えたいところ。
オリジナルキャットの粗たんぱく質40%以上という数字は、確かにオリジンの大きな特徴ですが、「猫は肉食動物だからタンパク質は高ければ高いほどいい」っていう単純なことでもないんです、実は。
年齢や体調、持病などによって必要な食事は変わります。
特に療法食を食べている猫や、獣医師から食事について指示を受けている猫なら、自己判断で高タンパクなフードへ変更するのではなく、かかりつけの獣医さんに相談するのが先。
私も今なら、成分表の数字だけで「いい・悪い」を決めるのではなく、そのフードが今のそよちゃんに合っているかを一番に考えます。
実際、去年そよちゃんのシニア期目前でフードを見直し、変更しました。
満足していたのに、オリジンをやめた理由
ここまで読むと、「そんなに満足していたのになんで半年でやめたの?」ってなりますよね。
理由は、オリジンでもそよちゃんでもなく、私です。笑
実は私、物忘れがすごくて・・・お米を買い忘れたり洗剤を買い忘れたり、光熱費払い忘れたり、そんなのは日常茶飯事。
だからキャットフードも買い忘れるんです。
しかも、重いものって買いだめするのも大変じゃないですか。だから毎回オリジンも2個買って、なくなる頃にやっと買いに行く感じ。
更には、ギリギリで買いに行ったら品切れ中なんてこともあって・・・。
こんなことが何回もあり、オリジンの定期便がないのか調べたけど当時はなくて、その時に別の定期便フードが目に付き、変えました。
オリジンをやめた理由は、お恥ずかしながらほんとうにそれだけです。笑
そよちゃんの状態は安定してたし、食いつきも半年経っても変わらない。なんか「いい感じ!」が続く。
ただ、電気代を払い忘れて電気を止められる私が、余裕を持ってストックしておくなんて難易度が高すぎたんです。
カナガンの「定期便」を知った
オリジンをきっかけに、私は夢中でキャットフードについて調べるようになっていました。
この頃、猫を知ることの大切さに気づき、キャットケアスペシャリストの資格を取ると決め、猫の栄養学についても勉強し始めたところです。
そんな中で見つけたのが、当時キャットフードランキング1位常連のカナガン。定期便ある!笑
これなら買い忘れないし、急な品切れもないし安心。
しかも、当時はまだまだ学び始めたばかりなので、ランキング1位に完全にやられましたね。
やたらと1位なのでちょっと怪しいなとも思いましたが、初心者なりに原材料や成分もわかりやすかった。
これが当時の私の、オリジンからカナガンへ変更した正直な理由です。
今の私ならオリジンを選ぶ?猫について学んだ今だから思うこと
オリジンを与えていたのは、もう7年ほど前のこと。
その後、キャットケアスペシャリストの資格を取得し、猫の体や栄養、キャットフードについてもたくさん勉強しました。
そんな中でオリジンについても、今の知識で詳しく知ることがあったのですが、あの時の無知な私が選んだオリジンが、結果的に間違ってなかったことがわかったんです。
生後半年のそよちゃんは、まだたくさんの栄養が必要な成長期だった
そよちゃんがオリジンを食べ始めたのは、生後半年ごろ。まだまだ体をつくっている成長期です。
猫について勉強するようになって知ったのだけど、成長期の子猫って、成猫よりもたくさんの栄養を必要とします。
特にタンパク質は、筋肉をはじめ体をつくるために欠かせない栄養素。
さらに猫は「真正肉食動物」なので、人間や犬とは必要な栄養が違ってきます。
簡単に言うと、食事でしっかりとらなきゃいけない栄養素が、動物性原材料(鶏肉とかサーモンとか)にたくさん含まれてるんですね。
そんなことを後から勉強して、改めて当時のオリジンを振り返ったとき、「生後半年のそよちゃんにオリジンを選んだことは、結果的に間違ってなかったな」と思いました。
もちろん、高タンパクだけじゃない、カルシウムだとかミネラルだとか、必要な栄養のバランスが大事です。
ただ、無知にしてはなかなか、栄養価も高くバランスのいいフードに目をつけたなって感じ。笑
ほぼパケ買いのノリで選んだフードが、結果的にそよちゃんにとって良かったことに安心しました。
オリジンの一番の魅力は、やっぱり「肉」
色んなキャットフードについて学んだ今、私が改めてオリジンの魅力をひとことで表すなら、「とにかく肉!」です。
現在販売されている「オリジン オリジナルキャット」は、原材料の85%に動物原材料を使っていて、粗タンパク質は40%以上。
さらに肉だけじゃなく内蔵なども取り入れるホールプレイ法。
これの何が良いかって、“肉も内臓も骨も食べて栄養をとる猫本来の食事”に近いということ。
そこを意識して作られているところが、オリジンらしい特徴だと思います。
ただし「高タンパク=高ければ高いほどいい」ではない
ここは、猫について勉強した今だからこそ伝えておきたいことなんですが、
「タンパク質40%の方が30%より絶対にいい」
「肉が多ければ多いほどいい」
という単純な話ではありません。
大切なのは、その猫に必要な栄養素をバランスよく摂れること。
これが素人判断で難しいところなんだけど、例えば当時のそよちゃんのように、“生後半年で活発だけど少食”って場合、オリジンの栄養バランスはちょうどいいんです。
オリジンの高脂質・高カロリーは体力維持のために理想的な設計だし、少量の食事でもしっかりとエネルギーを確保できるから。
逆に、今のそよちゃんのように運動量が減ってきてると、太って肥満になるかもしれない。
また、持病のある子も「高タンパクフードがいい」は対象外ですよ。病気によって与えるフードは違ってくるので、獣医さんに相談して決めるのが一番。
つまり、愛猫に必要な栄養はどんなものなのか?によって、オリジンが良いとも言えるし、良くないとも言える。
これがキャットフードの奥深さです。笑
じゃあ今の私が、生後半年のそよちゃんのフードを選ぶなら?
今の私の知識で7年前に戻ったとしても、そよちゃんがドライフードを食べるようになったタイミングで、間違いなくオリジンをあげてたでしょうね。
これは別にオリジンが一番いいってわけじゃなく、食いつきも良かったし、そよちゃんにはオリジンのガッツリ感が合ってたことが、後でわかったからです。
だから、オリジンは今の私が見ても魅力を感じるキャットフード。
ただ、無知な私がたまたま見つけたという過去があったからこそ、キャットフードの重要さに気付けたことは大きいです。
この学びが、こうして今、この記事を読んでくれてる飼い主さんの役にも立てるかもしれないのだから。
オリジンをパケ買いしたあの頃の私、グッジョブって感じです。
オリジンの定番3種類を比較
オリジンにはいくつか種類がありますが、ここでは定番のドライフード3種類を比較表で簡単にまとめました。
| オリジナルキャット | シックスフィッシュ | フィット&トリム | |
|---|---|---|---|
| 対象年齢 | 全年齢 | 全年齢 | 成猫期 |
| 特徴 | 鶏・七面鳥・魚などを使用した定番 | 6種類の魚がメイン、オメガ3も豊富 | 高タンパクながら脂質を抑え、体重管理に配慮 |
| 粗タンパク質 | 40%以上 | 39%以上 | 42%以上 |
| 内容量 | 340g/1.8㎏/5.4㎏ | 340g/1.8㎏/5.4㎏ | 1.8㎏/5.4㎏ |
| 価格 | 1,738円~17,600円 | 1760円~18,480円 | 7,480円~17,600円 |
※価格は2026年8月現在の公式サイト販売価格で、販売店によっても異なります。
オリジンはどこで買える?価格と購入方法
オリジンは、『アカナ・オリジン』公式オンラインストアのほか、ペットショップや通販サイトなどでも購入できます。
私は当時ペットショップで購入していましたが、先ほど書いたように「買いに行ったら品切れだった」という経験もありました。
オリジンを継続して与えるなら、なくなる直前ではなく余裕をもって購入しておくのがおすすめです。
また、販売店によって価格や在庫状況が異なることもあるため、購入するときは現在の価格を確認してみてください。
まとめ|オリジンは私が「猫のごはん」を考え始めたきっかけ
今でこそ偉そうに語っていますが、実は、子猫のそよちゃんを保護した日に私が初めて買ったキャットフードは、今なら絶対買わない、主原料が小麦のカラフルなフードです。
しかも、成猫用。めちゃくちゃ子猫なのに。
それくらい無知な私が、ロイヤルカナン、ニュートロを経て、オリジンをきっかけにどんどん学んでいった。
そうやって考えるようになったことで、病弱で小さく、儚いかんじのそよちゃんが、今ではこうです。


でぶに見えるけどアングルの問題だからね。アングル。
その経験があるからこそ、オリジンをあげてよかったと思うし、今の私でも、あの頃のそよちゃんにはオリジンを選ぶと思う。
だから私は、
- 食が細くて、少量でもしっかり栄養をとらせたい
- 活発な猫のフードを探してる
- 愛猫の健康のため原材料にこだわりたい
って方には、オリジンはおすすめ。
愛猫がなんとなく良くなっていく感覚や、肉食動物感を知って欲しいから。
そしてぜひ、当時の私のように、キャットフードの奥深さにハマっていただけたらなとも思います。



コメント