【猫を外に出しちゃダメ!】完全室内飼いが絶対おすすめな5つの理由とストレス対策

げぼくの務め
記事内に広告が含まれています。
スポンサーリンク


この記事を読んでわかること
  • 猫を外に出してはいけない具体的な理由
  • 室内飼いでも猫が快適に暮らせるストレス対策の方法
  • 室内飼いがストレスになる具体的なケースと対処法


「ちょっとくらい外に出しても大丈夫でしょ??」
そんな風に思っていませんか?

でもそれ実はとても危険なんです。

今回は、猫を外に出してはいけない理由と、完全室内飼いでも猫が快適に暮らせるコツを紹介します。
愛猫を守るためにも、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。

猫の完全室内飼いはかわいそうなのか?

猫の「室内飼いにすべきか、それとも放し飼いの方がいいのか?」については、獣医さんや専門家の方でも意見が分かれます。

というのも、猫は基本的に単独行動の生き物で、自由奔放な性格からも「室内飼いはストレスではないか?」と考えられるからです。

なので放し飼いにした方が猫は幸せだという意見もまた、猫愛なわけですよね。


しかし飼い主さんの工夫次第ですが、猫はお家の中でも十分にストレスなく過ごすことが出来ます。


つまり

  • リスクを負ってでも外に出すべきか
  • ストレスをなくす工夫をし室内飼いを徹底すべきか

は、飼い主さん自身が猫をどう尊重するかによって変わってくるのです。


そして、私は完全室内飼いを徹底すべきだという結論に至りました。

その根拠について、これから説明していきたいと思います。

猫をそ5つの理由外に出し手はいけない5つの理由

それでは、猫こそ完全室内飼いにすべき理由について詳しく解説していきます。

①交通事故の危険が大きすぎる

車に轢かれ、道路の真ん中で横たわる猫の姿を見たことがある方も多いんじゃないでしょうか。猫好きとしてはとても胸を痛める光景ですよね。

猫が外で事故に遭ってしまうケースは後を絶ちません。実は殺処分よりも多くの猫が命を落としていて、その数は殺処分数の7倍とも言われています。

猫を外に出すということは、交通事故に遭うリスクを負わせるということ。

完全室内飼いにすれば、そのリスクはゼロにできます。

②感染症やケガのリスク

外の世界には、猫風邪・白血病・猫エイズなど色んな病気のリスクが潜んでいます。
野良猫とのケンカでケガをすることもあります。

私もキャットケアスペシャリストの資格勉強をするまでは知らなかったのですが、猫の感染症は本当に怖いですよ。
感染力の強いウイルスもや致死率の高いウイルスもあり、ワクチンの予防も100%ではないですから。

しかも、“野良猫のほとんどが、何かしらのウイルスを保有している”とも考えられているので、危険です。

③悪意ある人間による危害

とても残念なことですが、世の中には猫を嫌う人もいます。
そしてとても悲しいことに、誘拐されたり虐待されたりする事件も後を絶ちません。

猫が帰ってこない・・・その原因が人間だとしたら。

大切な大切な愛猫が、人間の皮をかぶった悪魔のような人の犠牲になる可能性をゼロにするには、完全室内飼いしかないのです。

まいまい
まいまい

猫の虐待ニュースを見てなんど病んだかわかりません。

④ご近所トラブルの原因に

よそのお庭や敷地内でうんちやおしっこをしてしまったり、物を壊してしまったり。
「かわいいネコちゃん」でも、他人の家では迷惑になっちゃうことがあります。

ご近所さんとの関係が悪くなると、飼い主さんも猫も辛い思いをすることに。

中には「鳴き声すら迷惑」という方もいます。

まいまい
まいまい

うるさいと怒鳴られたり、石を投げられたりするみたいですよ。

⑤寿命が短くなる

データによると、完全室内飼いの猫と放し飼いの猫の寿命には、約2年の差が出ています。

猫の平均寿命2021年2023年
全体15.66歳15.79歳
室内飼い16.22歳16.25歳
放し飼い13.75歳14.18歳
参考:一般社団法人ペットフード協会 犬猫平均寿命の推移


この結果は、“室内飼いのストレスは大して寿命に影響しない程度である”ことの証明でもありますね。

少しでも長く一緒に過ごしたいなら、室内飼いが一番です。

室内飼いでも猫がストレスを感じにくくする方法

「でも、ずっと家の中じゃかわいそうな気がする・・・」と思う方もいるかも知れません。
そんな不安を解消する、簡単な工夫を紹介します。

「あの鳥いつか食ってやる。」

毎日おもちゃで遊んであげる

猫は本能的に「狩り」をしたい生き物なので、1日2回10分~15分、最低でも1日1回5分は一緒に遊んであげましょう。

そうすることで猫は“狩猟本能”というものが満たされ、問題行動やストレスの解消にも効果的。

まいまい
まいまい

猫が揺れる物に反応するのは狩猟本能です。

「うちの猫は遊ばない」という場合は、遊びかたに飽きてるか遊びかたが下手なことがほとんどです。

また、狩り遊びは病気予防や長生きの秘訣にもなりますから、猫との遊びかたを参考に是非本気で遊んでみてください。

①上下運動やかくれんぼができる環境をつくる

猫に必要なのは上下運動。
キャットタワーや棚を使って、猫が登ったり下りたりできるスペースを作ってあげると喜んで使います。

おすすめ省スペースタワー

また、家具の位置をずらしたり猫用トンネルを置いたりして、おいかけっこやかくれんぼが出来る工夫も大事。運動不足の解消は、ストレスの解消です。

猫の好きなダンボールのトンネル

③窓からの景色を楽しんでもらう

外に出かけなくても、窓から鳥や虫を見るだけで猫は刺激を受けます。

安全な場所にキャットタワーを設置して、「外を見るスポット」をいくつかつくってあげるのもオススメ。

お家の中でも気分転換ができるように、外の景色が見える場所に猫様専用スペースをつくってあげるといいですよ。
猫にとっての窓は、私たちにとってのテレビのような感覚だそうです。

窓につけれるキャットステップ
飼い主も楽しめるスケルトンタイプ

ただし、室内飼いがストレスになる“例外”もある

基本的には完全室内飼いが猫にとって最も安全ですが、例外的にストレスを感じやすい猫もいます。

たとえば、元々何年も外で暮らしていた猫や、長年放し飼いにされていた猫は、急に外に出られなくなると不安になったり、イライラしちゃうことも。
その場合は室内でも本能を満たせるような工夫が大切です。

【例外の例外】
子猫の場合は、成猫よりも事故や病気の危険性がかなり高くなるので、おうちの中に迎え入れたなら外に出さないようにしましょう。

元外猫や長年放し飼いだった猫

外で自由に過ごしてきた猫が、急におうちの中だけの生活になると強いストレスを感じることがあります。

対策例
  • 少しずつ慣れてもらう
  • 窓辺やバルコニーなど“外を感じられる場所”を整える
  • おもちゃや運動できる環境を充実させる

多頭飼いでテリトリーが確保できていない場合

猫同士の相性が悪かったり、部屋が狭くて自分の居場所がないとストレスがたまります。

対策例
  • キャットタワーや棚で“上下の空間”を活用し居場所を増やしてあげる 
  • 猫の数より多くトイレと寝床を用意 
  • 隠れられるスペースをいくつか作ってあげる

飼い主の留守が長く刺激が少ない時

「猫はひとりでも平気」なんて言われていますが、適度な刺激がないと退屈でストレスになります。

対策例
  • テレビをつけっぱなしにしておく 
  • 自動で動くおもちゃを置いておく 
  • 窓の外に鳥の餌を置いて観察できるようにする
まいまい
まいまい

獲物を見て「狩り」のイメージするだけでも、猫の本能が刺激されるそうです。

猫の散歩は必要?危険?メリットと注意点

「放し飼いは危ないけど散歩なら安全でしょ。」
と思うかも知れませんが、実は猫の散歩にはメリットよりもデメリットの方が大きいことがわかっています。

猫にとっての散歩のメリット

猫を散歩に連れて行くことにはいくつかのメリットがあります。

  • 外の刺激に慣れる
  • 運動不足の解消
  • ストレス発散 など

確かに家の中と外では規模が違うので、本能が刺激されてストレスの解消にはなるでしょう。

猫の散歩に潜むリスクと注意点

一方で、猫の散歩には以下のようなリスクも存在します。

  • 感染症
  • 脱走
  • 外に出たがる

感染症や寄生虫のリスク

他の動物との接触や草むらなどで、病気やノミ・ダニに感染する恐れがあります。
しかも猫の場合頻繁にグルーミングをするので、ウイルスを体内にとりこんでしまう確率が高いんですよ。

ワクチンで予防出来るとはいえを100%ではないですし、ワクチン自体もノーリスクではないですから、散歩の為に毎年ワクチンを打つのはオススメしません。

脱走の危険性

ハーネスが正しく装着されてなかったり、少し目を離したりした隙に脱走することがあります。外の音や動きに驚いてパニックになり、リードを振り切って逃げだす可能性も。

「散歩中に猫が脱走しました」という話は少なくないです。

頻繁に外に出たがるようになる

外の楽しさを覚えてしまうと、おうちの中にいることに不満を感じ、「外に出れないストレス」が強くなってしまう場合も。
そうなると脱走を試みるようになることもあります。

そもそも猫に散歩は必要なのか?

猫の散歩については賛否両論ありますが、感染症や脱走のリスクが高いことからも私はオススメしていません。
実際、身近で散歩をして病気になったり脱走したりした猫がいるので、むしろ反対ですね。

また、猫に必要なのは上下運動ですから室内でも十分に行えるのです。
確かに散歩は猫にとって気分転換やいい刺激にはなりますが、リスクが大きすぎると私は考えています。

【最後に】愛猫を守れるのは飼い主だけ

私が完全室内飼いの徹底を勧める理由は、猫の感染症の怖さや脱走の怖さを知っているからです。
普段の外猫たちとの触れあいの中で、何度悲しい死を目の当りにしたかわかりません。

猫を自由にさせてあげたいという気持ちはわかります。私もできることなら、愛猫そよちゃんに世界の広さを見せてあげたいです。
でも、外にはたくさんの危険が潜んでいます。

もしあなたが「猫を幸せにしたい」と思ってるなら、快適な室内飼いを徹底してあげてくださいね。

コメント

  1. 内山 美加子 より:

    我が家の最初の猫は30年位前の夏、夕飯の仕度にお魚を焼いていたらその匂いにつられ『ビャービャー』鳴きながら台所の窓までやって来た茶トラの子猫(女のコ)でした。親に置いてかれたらしく、人に対してまだ恐怖心が無いので飼う事にしましたが、初めての家猫で何も分から無かったので、避妊もせず、外に飛び出してしまっても帰って来るので『しょうがないな』位に思ってました。なので、翌年のクリスマスイブに交通事故で亡くなりました。

    それから5年後、主人の実家で子猫が産まれたというので1匹貰いました。今度も茶トラです。男のコなので外への興味が半端無くこれはヤバいと思い去勢したのが1年半、男のコの気持ちも外への興味も残ってしまったらしく外への脱出は続きました。結局彼は7年後ガンで亡くなりました。原因は外に出してしまった事と母が彼のおやつにあげていたハムとカニかまだと思います。

    母と娘のロスが酷く、笑顔も会話も少なくなりました。泣きながら『もう猫は飼わない!』と言うのですが、残酷な様ですが『猫の哀しみは猫が癒す』のだと思い、丁度友人の家で子猫が産まれたと言うので(子猫の事は内緒で)娘を連れて行きました。5~6匹の子猫に囲まれ今までの強張った顔がどんどんほころんで行きました。真っ白な子猫をずっと抱えているので『貰ってく?』と聞くと『うん…』と小さく頷きました。
    3ヶ月後避妊手術をし、ペットフード以外与えず、彼女は14年生きました。

    亡くなった時、いっぱいいっぱい泣いてる私を見てた息子が翌日、ちっちゃなキジトラの女のコを連れて来ました。哀しいやら可愛いやら淋しいやら可愛いやら『猫の哀しみは猫が癒す』でした。

    そのコが今年の3月で6才、可愛い盛です。
    暑い夏、寒い冬、窓から外の猫を眺めてるウチのコに『アナタはウチのコで良かったね』と冗談で言うのですが、外の子の事を思うと胸が締め付けられる思いです。
    だから、私も猫は家猫に賛成です。但し其なりに勉強しなくてはいけないと思います。私は申し訳ない事ですが、2匹可哀想な事をしてしまいました。今は携帯ですぐ調べられるのでとても助かります。近くに動物病院があるのも安心です。
    これからも家猫で愛して行くつもりです。

    • まいまい ottan より:

      コメントありがとうございます。

      昔は猫は放し飼いが当たり前で、今と違い「猫を幸せにするネコファーストな暮らし」といった情報などもなかったですから、かわいそうなことをしてしまったとは言え仕方なかった事だと思います。

      また、野良猫の平均寿命は3~5才と言われてますから、最初の猫さんとの出会いがあったおかげで、次の猫さんは7年も生きれたんだとも考えられます。

      そして、二度と猫を飼わないと頑なに拒むのではなく、その後も猫さんと暮らしているとのことで、コメントを読んでいて内山様の猫愛に嬉しい気持ちになりました。

      私は今でもたまに、「閉じ込めてかわいそう」と言われることがありますが、猫についてある程度の知識を身につけ、出来る限りの工夫をすればかわいそうなんてことはないと思っています。

      室内飼いを徹底していても病気になる事はありますが、「病気になる可能性を減らす」という意味では、私は今後もおうちの中でたくさんの愛情をもって暮らしてくださいと発信し続けていきます。

      私は現在暮らしている愛猫が初めての猫なので、30年という猫ベテランさんの体験談はとても貴重なお話でした。
      ありがとうございました。

タイトルとURLをコピーしました