【猫を飼うと幸せになる】研究結果でわかった「猫の飼い主がハッピーな理由」

ねこ語り
記事内に広告が含まれています。
スポンサーリンク

ペット保険シェア№1のアニコムさんが、約400人の飼い主さんに「猫と暮らして幸福度が高まったか」という調査を行ったところ、なんと

  • とても高まった・・・74.6%
  • 高まった・・・25.1%
  • 下がった・・・0.3%
  • とても下がった・・・0%

という当たり前の結果に。


具体的な理由としては9割の方が「癒される」と回答していて、またしても当たり前の結果となっています。


とはいえ、このような結果は実際に猫と暮らしている飼い主さんにしかわからない幸福度であって、猫を飼おうか迷っている猫好きさんにとっては実感できないもの。


というわけでこの記事では、猫と暮らすと幸せになる科学的根拠となる研究結果について、紹介したいと思います。

「猫との暮らしは健康に良い」という3つの研究結果

ペットがいると心が癒されると言いますが、実は猫との暮らしは心だけじゃなく体にもいいということがわかっています。

①猫と暮らすと頭が良くなる

東京農業大学の永澤巧さんが、『猫をなでる健康効果』を明らかにしました。


これは、猫と触れ合っている時、人の脳にはどのような影響が出るのかを明らかにするために行われた実験です。

実験内容は、30名の方(被験者)に脳活動を評価できる機械を装着した状態で猫とふれあってもらい、その間の脳機能活動を計測するというもの。

猫とのふれあい項目
  • フード・お水をあげる
  • おもちゃで遊ばせる
  • 指示命令を出す
  • なでる・ブラッシングする


その結果、なんと脳の活性化が認められたそうです。

脳の活性化とは

脳機能の衰えは認知症などの要因となり、健康に害を及ぼす。
そうならない為には脳血流量や速度を高め、脳機能を維持する必要があるのだが、これがいわゆる「脳の活性化」で、有効な手段としては運動や知的作業(脳トレ)が推奨されている。


簡単に言うと認知症予防(ボケ防止)ってこと?

まいまい
まいまい

うん。あと老害予防にもなるよ。

老害は避けたい。

まいまい
まいまい

40代でも余裕でいるからね老害。


そして、このふれあい項目の中で最も脳が活性化したのが『猫に指示命令を出す』で、これに関して永澤さんは仮説として、

「猫の自由気ままな行動が飼い主に思考を巡らせるため、脳が活性化するのではないか」

と推測しています。


猫好きで有名なメンタリストDaiGoさんも、「猫の飼い方のポイントは“考えること”」みたいなことをYouTubeで言ってたので、結果的に猫と暮らしてると考える力が身に付くというわけですね。


実際、普段ぼーっとしている私でも愛猫そよ姫のことになるとめちゃくちゃ考えてます。

まいまい
まいまい

しかもこれって、人の思い通りにはならない猫にしか出来ない事なんだよ。


つまり、猫と暮らすと「どうやったらいいんだろう?」、「何を考えてるんだろう?」と常に思考を巡らせるため、ボケにくいということです。

そよ姫
そよ姫

考えてみ?

②猫と暮らすとウジウジしなくなる

脳の活性化効果にあやかり、猫と暮らすとネガティブな感情もなくなります。

というのも、人がネガティブな感情に支配されるのは思考が停止してしまっているからで、

  • 今起きている問題を把握する
  • 把握したことを受け入れる、認める
  • 認めた上で思考を変える

が出来ていないんですよね。


上記した3点が出来れば、「悩み」ではなく「考え事」になるので前に進めるということ。

つまり、考える力が身に付く分いつまでもウジウジ悩むことがなくなるというわけです。


また、猫には幸せホルモンを分泌させる力「癒しパワー」があります。


失恋してつらい時に体動かすといいとい言われてますが、幸せホルモンとはその効果と同じですね。

結局『心』と言っても脳からの指示なので、意識が変わると心の問題も変わっていきます。

まいまい
まいまい

「意識を変える」が一人だと難しいんだけど、猫の手を借りると一発です。

③猫と暮らすと心臓発作のリスク減る

ミネソタ大学の研究(4000人以上のアメリカ人を対象に行われた10年間の研究結果)によると、猫と暮らしてる人はそうでない人よりも心臓発作で死ぬ確率が30%低いことがわかりました。

その理由として考えられるのは、猫を飼うことでストレス解消効果があった為だそうです。


心理的ストレスや不安は心臓発作に関連するということが何年にもわたり明らかとなっていますから、ペットとのふれあいによるストレス軽減が心臓にプラスの働きをしているみたいですよ。

まいまい
まいまい

ちなみにこの調査を行ったアドナン・クレシ博士の愛猫は「ニンジャ」って名前なんだって。かわいい。

猫のゴロゴロ音に関する2つの研究結果

ノースカロライナにある研究施設の生物音響学者エリザベス・ムゲンサラーさんが、様々なネコ科動物のゴロゴロ音を録音して解析したところ、猫のゴロゴロ音にはある癒し効果があるということがわかりました。

まいまい
まいまい

賢い人たちが猫について真面目に研究してることにすら癒されるよね。

①セラピー効果がある

猫の鳴らす「ゴロゴロ」音の周波数は25ヘルツの低周波だそうで、これには私たち人間にとって副交感神経を優位にする働きがあります。

副交感神経とは

血管拡張、血圧降下、心拍数低下、筋肉の弛緩などの機能があり、年齢と共に低下することで病気になりやすくなることや、更年期障害の要因となる場合もある。


また、低周波には『セロトニン』を分泌させる働きもあり、自律神経やホルモンバランスを整える効果もあるのだそう。

低くて細かい振動を伴うゴロゴロ音には、血圧を下げたり不安を和らげる強い効果があるため、フランスでは『ゴロゴロセラピー』が医療に取り入れられています。

まいまい
まいまい

ゴロゴロセラピーって聞いただけで癒される気がするのは私だけでしょうか。

②骨粗しょう症に効く

猫のゴロゴロ音について科学的に検証した論文によると、

  • 猫は高層マンションから落下しても90%が生存
  • 20~50ヘルツの振動が骨を20%強化した
  • 猫は骨折しても他の動物より3倍早く治せる

ということから、

猫のゴロゴロ音には骨芽細胞を活性化し、骨折の治癒促進効果や骨を強化する役割を果たしている可能性がある。

と考えられています。


また、“25ヘルツ”は骨を作り出す細胞を活性化するという論文も発表されていて、要は骨粗しょう症にも効果があるのだそう。

骨粗しょう症とは

骨が弱くなり骨折しやすくなる。
骨粗しょう症による骨折は繰り返すリスクも高く、「寝たきり」の原因でもあるため、健康で長生きするためにも若いうちから予防することが大事とされている。


実は猫って不調の時もゴロゴロ音を鳴らしていて、痛みやストレスの緩和や治療にあてていると考えられているんです。

つまり猫の自然治癒力の秘密はゴロゴロ音であると。


何だか難しい説明になりましたが、簡単にまとめると「猫のゴロゴロ音には骨を強くする力があるよ」ってことですね。

まいまい
まいまい

猫の科学的な検証は世界的にも進められているそうなので、今後も色んな猫効果の発見に期待大だね。

【まとめ】猫が与える健康効果が猫の飼い主を幸せにする

  • 猫と触れ合うと脳が活性化する
  • 脳の活性化には様々な効果がある
  • ハッピーホルモンでストレスが軽減する
  • 心疾患での死亡率が30%低い
  • 猫のゴロゴロ音には様々な効果がある


以上のことから、猫と暮らすと心も体も健康的になるという科学的根拠が明らかになっています。

つまり、猫と暮らすと幸せになるのは「可愛くて癒されるから」だけではないということ。



猫の研究って難しいのでなかなか進まないそうですが、猫に配慮しながら少しずつ『猫と暮らすメリット』が証明されていくのは猫好きとしては嬉しい限りです。

しかも猫好きさんの研究には猫に対する思いやりが垣間見えるので、研究自体にも心が癒されますね。

コメント

タイトルとURLをコピーしました