猫のケージって本当に必要なの?買わなきゃいけない?
今回はこんな疑問にお答えします。
猫の場合ケージ飼いをするわけではないので、ケージの購入を迷う方も多いんじゃないでしょうか?
私も最初に猫用品を買い揃える際に、「ケージか・・・絶対いらんよな。」と思いながらも一応買ったという記憶があります。
そよ姫がある程度大きくなったタイミングで「もう必要ないかな」と思った時期がありました。
ですが結論としてはケージは必要ですし、実際買っておいてよかったです。
というわけで、「ケージが必要な理由や猫特有のケージの使い方」について具体的に紹介します。
猫にケージが必要な3つの理由
①落ち着ける場所になる
まず猫は初めての場所では警戒したり怯えたりするので、ケージの中という安心出来る空間が必要です。
安心しないことにはトイレや食事、睡眠すらまともに取れませんからね。
少しでも落ち着いてもらうため、猫専用の快適な空間としてケージを用意してあげるといいです。
やっぱり何事も最初が肝心やからね。
「かわいい」とかの前に一旦安心させてほしいよね。
②人に慣れやすくなるため
ケージの中を快適にしてあげれば、「ケージ=安心出来る居場所」と猫は覚えます。
そうすると、構われたくない時や家にお客さんがきた時など、ケージに避難させられるので飼い主としては安心です。
そして猫にとっても、安心なケージから様子を見ることで人や環境に慣れやすくなり、警戒心も解きやすくなるでしょう。
同居していない家族や友人など、今後お世話をお願いするかも知れない人にはなるべく、ケージを上手く使って慣れてもらうのがいいですよ。
猫がケージにいる時はくれぐれもガン見したりちょっかいを出したりはしないようにね。
そっとしておいておくれよ。
③多頭飼いでは必須
多頭飼いだと、猫さんが怪我したり病気になったりした時に、感染症を防ぐため隔離しなきゃいけない場合があります。
ですが人も出入りする個室に猫1匹を完全隔離するのは少し難しいので、ケージが必須となるわけです。
多頭飼いの予定(たとえ2匹でも)がある場合は必ず準備しておきましょう。
あると便利!猫のケージ3つのメリット
それでは、私が個人的に感じるケージを置くことのメリットについて紹介していきます。
①空間を有効活用できる
トイレや食事、寝床をケージひとつのスペースにまとめられるので、部屋の一角を無駄なく使えるというメリットがあります。
猫にとっても「食べる・寝る・トイレする」が無駄なく行えて、しかも上下運動を交えて出来るのでストレスを与えません。
また、ケージの1番上に天板を敷けば更に見晴らしのいい特等席にもなりますし、隣にキャットタワーを置いたり、キャットウォークを設置して床を歩かない動線を作ることも可能。
ステップやハンモック、爪とぎなど後付けで色々使いやすいようにカスタムもできます。
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かわいい“あんよ”がすき間に挟まらないよう、布や薄いマット的なものを上に敷くといいですよ。
②急なお留守番に安心
実は猫のお留守番って感電や誤飲などの事故も少なくはなく、出かける前は猫が危なくないよう色々とやらなきゃいけないことがあります。
なので寝坊や急なお出かけの場合はどうしても見落としがあったり、出先で不安になったりすることもあるんですよね。
そういった片付ける時間がない時に、ケージがあれば安心してお留守番をさせることが出来ます。
少しかわいそうな気もしますが、ケージに慣れてさえいれば猫は快適に過ごしてくれますよ。
鳴いて出たがる子は無理に閉じ込めないようにね。
私も1歳頃まではやんちゃしてたからケージでお留守番させられてたよ。
③もしもの時に役立つ
万が一・・・例えば病気や怪我であまり動いちゃいけなかったり、被災して避難したり、多頭飼いで感染症になったりした時などは、しばらくの間ケージで生活することになるでしょう。
そういったもしもの時でも、日頃からケージを使って慣れていると負担が少なくて済みます。
慣れていないと、ケージに入れた瞬間柵をよじ登る猫さんもいるみたいだよ。
私はちょっと慣れてるからちょっとなら平気。
いやちょっとどころか3~4時間爆睡してたやん。
ちょっと困る…猫のケージ2つのデメリット
では次に、デメリットを2つ紹介します。
①いかんせん場所をとる
私が購入したのは縦にも横にも増やせるタイプのケージなのですが、3段はかなり圧迫感があったのでずっと2段で使ってます。
それでも部屋が狭いというのもあって、まぁまぁ場所を取られてる感じはしますね。
だからと言ってコンパクトサイズは猫にとって少し窮屈ですし、小さい猫トイレしか入らないのであまりオススメできません。
猫って狭い場所は好きだけど狭いトイレはストレスなんだって。
②掃除が大変
トレイ部分(台座)は大体プラスチックでフラットになっているので、さっと水拭きできますが、柵の部分についたホコリや隙間に落ちたキャットフードを取り除くのは、ちょっと大変です。
ケージ下部分にも毛が溜まりますし、溝や隙間、全部綺麗に掃除しようと思ったら1時間位は余裕でかかると思います。
最近さぼってるよな、君。
オススメのケージ3選
それでは、ケージをフル活用してる私が、「これは良い!」と思うケージを3つ紹介したいと思います。
①アイリスオーヤマ キャットランドワイド
ちょっと値段もお高いんだけどこれは本当におすすめ!
- 爪とぎポール付き
- 選べる4色
- 棚板組み換え自由
そよ姫がケージでお留守番してた頃、「中に爪とぎが置けたらリフレッシュ出来るのになぁ」とよく思ってたんですよね。
なので「ケージの中に爪とぎポールを入れちゃおう」という発想がもう、猫愛でしかないと言いますか・・・猫目線で作られたケージなんじゃないかなぁと思っています。
②アイリスオーヤマ コンビネーションサークル
私が愛用してるケージだお。
- 組み合わせ自由自在
- パーツが追加で購入できる
- 成長に合わせてカスタム可能
何の知識もない時に「とりあえず」で購入したわりに、めっちゃ使えます。
愛猫の成長や部屋の広さに合わせて自由にカスタム出来ますし、なかなかのお値段以上な商品ではないかなと思っています。
5年間、4㎏が一番上に駆け上ったりジャンプしたりしてますが、今のところ歪みや破損はありません。
③Liv House トイレ付キャットケージ「にゃん箱」
便利さ重視ならこちらのケージがオススメだよ。
- トイレ&収納付き
- お掃除簡単
- 専用階段付き
ケージの何が大変って、トイレ掃除なんです。
狭くて掃除しにくい上にトイレの出し入れも大変ですから、その点だけがケージの不満点でした。
しかしこちらの『にゃん箱シリーズ』は、引き出しに猫砂を入れて戻すだけなのでめちゃくちゃ楽ちん。
飼い主さんにとっても嬉しい作りのケージとなっています。
購入したキャットタワーが大満足だった『Liv House』さんの商品だから信頼度は高いのよ。
キャットケージに関するQ&A
Q.ケージで猫を飼うのはダメなの??
A.ダメです。
猫さんが自らケージ内で過ごす分にはいいですが、ケージに閉じ込めてしまうと行動範囲が狭く、ろくに運動も出来ない為強いストレスを感じてしまいます。
そもそも猫は自由な生き物ですから、おうちの中で自由に出来る環境を作ってあげましょう。
Q.子猫を迎え入れる予定なんだけどケージはすぐにいるの??
A.お留守番があるなら必要です。
子猫は特に好奇心旺盛でイタズラも大好きですから、ちょっとしたお出かけの際も念のため、ケージでのお留守番を強くオススメします。
また、生後3ヶ月過ぎるまでは落下の危険性もあるので、ケージは必ず1段にしてください。
さっき紹介したおすすめケージなら1段使用にもできるよ。
Q.木製とスチール製どっちがいいの?
A.お手入れ重視するとスチール製です。
材質は好みで選ぶといいかとは思いますが、ケージの中やケージの上から吐いちゃう猫さんもいれば、ケージにスプレー行為(オシッコかける)する猫さん、粗相しちゃう猫さんもいます。
そういった時に木製だと匂いが染み付いてしまうので、さっと水拭きできるスチール製やプラスチックの方が手間はかかりません。
もし木製にするのであれば、以下条件を満たしてるものがオススメ。
- キャスター付き
- トレーやステップ部分はプラスチック製
- 口コミでそれなりに高評価
ペット用品はたまにトンデモナイのがあるから買う時は慎重にね。
猫のケージはあくまでサポート
ケージは猫がメインで過ごす場所ではありません。
ケージとは、
- 何か困った時
- 何か起きた時
- 猫の気分
で使うものです。
なので無理に慣れさせようと普段から閉じ込めたり、突然長時間のお留守番に使ったりしてしまうと、猫はケージを嫌がるようになってしまうでしょう。
あくまで自然に、工夫しながら使ってもらうよう心がけてくださいね。
【まとめ】キャットケージはあると便利
- キャットケージが必要な理由
- 落ち着ける場所になる
- 人や環境に慣れやすくなる
- 隔離の時に便利
- ケージのメリット
- スペースの有効活用
- お留守番時の安全確保
- 万が一の備えになる
- ケージのデメリット
- 結構場所を取る
- 掃除が大変
キャットケージを置くこと=猫をケージ飼いすることと捉えてる方もたまにいますが、そうじゃないんですよ。
「閉じ込めるのがかわいそうだからケージは必要ない」ではなく、「何かあった時の為にもケージを買っておく」と言う風に考えてもらえたらなと思います。
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