購入を迷ってる方は是非参考にしてみてください。
ファーミネーターとは?
『ファーミネーター』とは、2003年にアメリカのトリマー夫婦が開発した抜け毛除去コームのことで、全4種あります。
- 短毛種
毛の長さが5㎝以下 - 長毛種
毛の長さが5㎝以上
2009年に日本でも販売されて以降、大人気商品となっていますね。
2012~2018年の間の累計売上はなんと50万本!
Instagramでも「#ファーミネーター」で検索すると2.7万件(2024年3月現在)の投稿があり、ごっそり抜けた毛で抜け毛アートを楽しんでる飼い主さんも多いです。
取れる量は猫によって違います。
私はみじかいから少ないめ。
ファーミネーターの5つの魅力と特徴
それでは、ファーミネーターの魅力、特徴について紹介していきます。
①抜け毛を90%除去してくれる
猫の毛には、トップコート(上毛)とアンダーコート(下毛)の2種類があり、抜け毛のほとんどがアンダーコートとなっています。
ファーミネーターはその不要なアンダーコートだけを除去することに特化したステンレス歯となっているため、抜け毛や生え変わりの毛がごっそり取れるのです。
②毛玉による嘔吐・毛球症対策になる
猫の飼い主さんならご存知かとは思いますが、猫はグルーミング時に飲み込んだ毛を吐き出すことがあります。
しかし長毛種の猫さんや換毛期はケアしてあげないと毛球症になる恐れも。
お腹の中で絡んだ毛が溜まり、嘔吐を引き起こす消化器の病気。
毛がたまりすぎると吐き出せず手術が必要になることもありますし、吐き出せたとしても、嘔吐の繰り返しは食道を刺激し体に良くはありません。
ですがファーミネーターで定期的にブラッシングしてあげると、飲み込む毛の量が大幅に減るので、毛球症が予防できるというわけです。
③技術特許取得
ファーミネーターのステンレス歯は米国技術特許を取得しています。
抜け毛除去に適した特殊な形状となっていて、猫さんの皮膚を傷つけることなく抜け毛のみを取り除けるので安全ですよ。
④1週間に1回でも十分な効果
一般的な猫用ブラシやコームなどと違い、アンダーコートをしっかり除去出来るため換毛期でも毎日ブラッシングする必要がありません。
1週間〜10日に1度が丁度いいと言われていて、ブラッシング嫌いな猫さんや忙しい飼い主さんにも嬉しいですね。
1回あたりの時間は大体2、3分ほどでOK。おうちの猫さんが嫌がらない程度に済ませてあげてね。
⑤ワンプッシュで後片付けが簡単
ブラッシングで除去した毛はくし部分に溜まり、ワンプッシュで綺麗に取れるので手間がかかりません。
愛猫のもふもふ毛集めが楽にできますよ。
ファーミネーターの正しい使い方
ファーミネーターの使用手順は以下の通りです。
- 愛猫の体に異常がないか確認する
- ブラシやコームで軽く毛をといてほぐす
- ファーミネーターで被毛全体を力を入れずにブラッシング
- 溜まった抜け毛を取り除く
- 3〜4を繰り返す
STEP①使う前の準備をする
猫の皮膚に異常がないかを確認してから、まずはスリッカーブラシやコームなどで軽くブラッシングします。
この時、毛のもつれや毛玉があれば丁寧にほぐしておいてください。
乾燥でフケがあったり皮膚に異常が見つかったりした場合は、使わないで動物病院に連れて行ってね!
STEP②ファーミネーターでブラッシング
必ず毛の流れに沿って、力を入れずに撫でるようにブラッシングしていきます。
嫌がる場所は無理矢理しないようにね。もれなく嫌われます。
STEP③コームに付いた毛を取る
コームに溜まった毛を、ワンプッシュで綺麗に取り除けば終了です。
ファーミネーターを使ってから毛を集めるのが楽になったよ!
換毛期などの抜け毛が多い時期は、ファーミネーターの後に軽くコームでといてあげると残った抜け毛もしっかり取れますよ。
【注意】ファーミネーターのやりすぎはNG
いくら不要な毛だけを取り除くと言っても、力の入れ具合や頻度を間違えると必要以上に毛が抜けてしまいます。
ファーミネーターのコーム自体は安全ですが、アンダーコートを取り除くという特殊な作りになっているため、やりすぎは皮膚や毛にとって負担となるので注意してください。
特に春先はどんどん毛が取れるので夢中でやってしまいがちだけど我慢してね。
ハゲるからやめなよ。
ファーミネーターを実際に使ってみた感想
基本的に何もさせてくれない我が家のそよ姫に、実際使ってみた本音レビューです。
初めて使った時の反応
「これは嫌なモノ」と一旦覚えると見ただけで逃げるようになってしまうので、気付かれないようにスリッカーブラシでブラッシングしている途中で入れ替えてみました。
一瞬振り向いて「あれ?」って顔してましたが、嫌がる様子は全くなかったです。
ちなみにだけど、うちのそよちゃんは食事中にブラッシングを求めてくるカワイイ子です。
ブラッシングしてくれるまで食べてあげない。
使いやすさについて
手にもしっかりフィットして使いやすいですね。
普段使いのブラシと違って結構重みがあるので、力加減を考えなくても「力を入れずに毛並みに沿って撫でる」が出来ました。
力は重みに任せて撫でる感じでブラッシングすると嫌がらないかも。
問題の抜け毛の量は・・・
換毛期以外だと7~10回優しく撫でてこんな感じ↓です。
念入りにさせてもらえる日は画像よりも2、3倍の毛が取れます。
ちなみに換毛期だと、2〜3回撫でただけでこんな感じ↓。
まさに「ごっそり」ですね。
抜け毛さえ愛おしい。
嫌がるかどうかは飼い主さん次第な所もあるので、以下ポイントを抑えて試してみてくださいね。
- いつの通りにいつものブラシでブラッシング
- 警戒されないようにごまかしながらファーミネーターと入れ替える
- 慣れてくれるまで力を入れずに重みで撫でる
- 少しでも嫌がるようならすぐやめる
【追記】結局のところ効果は続いてるのか??
2024年3月現在、ファーミネーターを使って2年になりますが、使う前に比べると換毛期の毛玉嘔吐の回数は確実に減っています。
毛玉嘔吐は自然現象とはいえ、吐くことで多少なりとも体力は消耗しますからね。
ファーミネーター自体も劣化はなく、今年の換毛期も問題なく乗り越えられそうです。
ファーミネーターの偽物に注意
今回、私はファーミネーターをペットショップで購入したのですが、店員さん曰く偽物(類似品・模造品)が出回ってるそうです。
偽物は危険なのか?
メーカーの違いなだけで偽物でも問題ないように思うかも知れませんが、ファーミネーターの場合形状が特殊なので、正規品じゃないと怪我をする恐れがあります。
公式サイトでも、偽物を使った場合以下のようなリスクが伴う可能性があると書かれていました。
エッジ先端の加工が適正に行われていないため、ペットの皮フ・被毛を傷つける恐れがある
エッジが尖っていないため、抜け毛が取れない
金属の材質不良のため、錆びてしまい長持ちしない
グリップに芯が入っていないため、グリップとヘッド部分が真っ二つに折れてしまう
Spectrum Brands FURminator
私の知人が試しに類似品を購入してましたが、正規品と比べステンレス歯の作りが結構雑だったそうです。
正規品との見分け方は?(旧型のみ)
公式サイトでは更に、正規品と偽物との違いを見分けるチェックポイントが記載されています。
- シリアルコードの有無(新・旧)
- エッジが不ぞろい(新・旧)
- エッジ先端が太い(新・旧)
- グリップの突起物が最後まで埋まってない(旧)
また、偽物は低価格で販売されてるものが多いので、値段の安さも判断基準となるでしょう。
この他にも、偽物を購入した方によると・・・
- ラベルが剥がれやすい
- 毛の取れ具合が違う
- 歯が曲がってる
などの報告もあるので、是非参考にしてみてください。
正規品はどこで買える?
実物を手に取って見れるペットショップが1番安心ですが、ちょっと値段が高いんですよね。
ファーミネーターの偽物は今のところ旧型のみだそうですが、念のために新型も含め、返品可能で安く買える正規品通販サイトを探してみました。
上記ショップはレビュー件数も多く評価も高いので、おすすめです。
安すぎたりレビュー件数が少なすぎたりするサイトはちょっとあやしいと思っておいた方がいいかも!
【まとめ】嫌がらない保証はないが試す価値は十分にある
ブラッシングが一切無理な猫さんの場合は難しいかも知れませんが、ある程度大丈夫ならファーミネーターは試してみる価値があります。
特に換毛期は毛玉ケアしてあげないと、「猫はよく吐く」とは言え少なからず負担はかかってますからね。
ネットでのご購入の際は、正規品かどうかをしっかり確認してくださいね!
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