猫の具合が悪かったり、猫に万が一のことがあったりした時、仕事を休むのはアリかナシか。
「家族なんだから休む」という賛成派と、「そんな事で休むべきではない」という反対派に分かれるかと思いますが、正解はどっちなんでしょう??
ペットを理由に仕事を休んでいいものかと悩んでる方は是非最後まで読んでみてください。

猫が理由で仕事を休むことは悪い事ではない
まず結論から言って、猫が理由で仕事を休むことは「アリ」ですし、悪いことではありません。
休むことで会社や同僚に迷惑をかけてしまうかも知れませんが、ほとんどの場合そんなに大きな迷惑(多大な損失みたいな)はかからないでしょうし、極端に言うと私たちは会社や同僚に迷惑をかけない為に生きてる訳ではないので。笑
自分にとっての、人生においての優先順位というのは誰にでもあって、それが「子ども」なら子どもが理由で休むでしょうし、「猫」なら猫が理由で休むのは当然。
他人が決めることでも認めることでもないので、猫が理由で休むことに関して罪悪感を抱く必要はないのです。
ペットに関する一般的な労働法や会社の規定
とはいえ、出来ればそんなこと悩まずに休みたいというのが本音。
というわけでどこまで「ペットは家族」が社会に浸透しているのか、ペットに関する法律や会社規定について調べてみました。
ペットに対する看護休暇や介護休暇はない
子どもが病気や怪我をした時は「看護休暇」、配偶者や親などに介護が必要な時は「介護休暇」を取れるのですが、ペットに対する看護や介護は法定休暇にはありません。
要は、法的にはペットは家族として認められていないんですよね。
猫と暮らす私としては、全然納得いきませんし寧ろ腹立つけど(笑)、こればかりは仕方ないですね。
正当な欠勤理由として認められる可能性は低い
ペットが理由での欠勤を、会社側が「仕方ない」と思ってくれる可能性は低いです。
これが人間の家族の病気とかだと理解しなきゃいけない感じはありますが、犬や猫ってなると家族とはいえ「所詮はペット」という認識なのかも知れません。
飼い主としては正当な理由ですが、社会では通らないものだと思っておいた方がいいでしょう。
一部企業ではペットに関する休暇制度がある
基本的に認められないペット休暇ですが、昔と比べて「ペットも大切な家族」という考えは確かに広まっていて、一部企業ではペット休暇を取り入れたり、ペットに優しい対応をしてくれたりする場合もあります。
- アマゾンジャパン株式会社
- アイペット損害保険株式会社
- 日本ヒルズ・コルゲート株式会社
- ユニチャーム株式会社
他にもペットに関する福利厚生制度を始めてる企業は地味に増えてるらしく、愛猫家にも嬉しい社会になりつつはあるようですよ。
猫が理由で仕事を休む時の会社への伝え方


実際猫が理由で仕事を休む時の伝え方ですが、正直に話す必要はないかと思います。
勿論、会社や職場の人たちとの関係性によっては正直に言った方がいい場合もありますが、猫を尊重する猫好きしかいない職場でもない限り、「猫のために休むって何?」と思う人はいますからね。
休んだ人の分の仕事がまわってくるわけですから、不満を抱く人や中にはイヤミを言ってくる人もいるでしょう。
そうなると職場での居心地も悪くなりますし、何より猫好きからすれば、猫の一大事に「猫ごとき」みたいなこと言われたら腹が立つと思うんです。
なので、「家庭の事情で」とか適当な理由で休むことをおすすめします。
猫が理由で仕事を休めない場合
猫の体調が悪くて心配だけど、どうしても仕事を休めない(休めるけど罪悪感が勝つ)場合は、
- 家族や友人にお願いする
- お留守番カメラを使う
- キャットログやトレッタを使う
などして、様子を知れる状態にしておくといいでしょう。

うちはそよちゃんの体調関係なく、出かける時はカメラを付けてお留守番の様子をのぞき見してます。
留守中に役立つお留守番カメラ
最近のお留守番カメラはほとんどが多機能で、画質も良く値段も割とお手頃なものが多いですよ。
録画機能は動物病院で診てもらう時に役に立ちますし、動きや鳴き声があるとスマホに通知がくるから安心。
普段から使えるものなので猫家庭の一家に一台はあって損はないかと思います。
猫の行動がわかるキャットログ
留守中だけじゃなく、普段の健康管理にも役立つのがCatlog(キャットログ)。
猫の行動を自動記録してくれる首輪型デバイス。食事や睡眠、嘔吐などが記録され、外出中でもリアルタイムに行動を確認することが可能。

お留守番カメラとキャットログがあれば、おうちでの様子をある程度は把握できるので安心ですね。
おしっこの病気に役立つトレッタ
猫のうんちやおしっこを自動記録&トイレ中の様子を自動録画してくれるスマートトイレ。
猫はおしっこトラブルが多く、一度かかってしまうも再発しやすいそうです。
トイレにうずくまったりおしっこが出なかったりする場合はすぐにでも病院へ連れていかないと危険なので、トレッタがあると病院へ連れていくべきタイミングがわかりやすくなります。
猫の為に仕事を休むことに対する価値観の違い

そもそも、日本は会社を休むこと自体が結構難しく、有給を使わない人も多いですよね。
責任感の強い人ほど、仕事を休むことへの罪悪感も強くなっちゃうのかも。
となると尚更、「猫が具合悪くて病院行くんで休みます」なんて言いにくいというか、ダメなことのような気がしてしまうんでしょう。
実際『アイペット損害保険株式会社』が行った調査によると、ペットが亡くなった時に仕事を休んだ人の割合はたったの9.9%。

衝の撃でしょ。
ペットは家族だと思いながらも、家族の一大事や家族との死別を理由に仕事を休まない人がほとんどなんです。
その点私は、社会人としての責任感なんていつでも捨てれるタイプの人間ですから、猫が理由なら当たり前に休みます。(度合いにもよるけど)
体調が悪いのをわかってて仕事に行き、もしその間に何かあったら死にたくなるほど悔やむのがわかってますからね。後追いしちゃうかもしれない。
まぁ、社会人としての責任よりも飼い主としての責任の方が私にとっては重いっていうのもあるでしょう。社会不適合者なので。
勿論これは、役職もなく大きなプロジェクトも抱えていない、私の個人的な考えなだけであって、休まない人を否定しているわけではないですよ。
ただ、今この記事を読んでるということは、休んじゃダメなのかな?と悩んでるんだと思うんです。
そんな猫好きさんに、同じ猫好きとして言えることは、自分にとって価値のある方を選んで欲しいということ。
一日くらい休めば良かったと、取り返しのつかない後悔はして欲しくないので、
「仕事を休むべきではない」というのはもしかしたらくだらない価値観なのかも知れない
と考えるきっかけに、なってくれたらいいなと思っています。
【まとめ】猫のために仕事を休むかどうかの正解は自分自身の中にある

猫のために仕事を休むことはなんにも悪いことじゃありません。
大人として、社会人としての自分でいたいのか、猫を飼うと決めた飼い主としての自分でいたいのか、どっちの責任をとるかなんですよね、結局は。
もちろん、職種や役職などによっては休めないのは仕方ないんですが、世間一般の意見や周りの目だとか、常識を気にしてるならそんなものはどうでもいいんです。
決めるのは他人ではなく自分。
後悔しない選択をしてくださいね。
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