猫に抱っこさしてもらえるコツがあるなら教えて欲しい・・・。
今回はこんな悩みにお答えします。
基本的に猫は抱っこがキライと言われてますが、最近はSNSなどで飼い主さんにべったりな猫さんも結構見かけますし、抱っこ全然嫌がってない猫さんもいます。
羨ましいですよね、正直。
- 私だって抱っこしたい
- 5分、いや1分でいいから抱っこしたい
- とにかく猫を抱っこしたい
そんな、数年前の私と同じ気持ちの方は是非、最後まで読んでみてください。
今回の記事では抱っこモデルをしてます。
なぜ猫は抱っこを嫌がるのか??
猫が抱っこを嫌う理由は以下の3つです。
- 自由を奪われるから
- 警戒してるから
- ニオイが不快だから
なので、猫を抱っこをすることで
- 猫にストレスを与えてしまう
- 普通に嫌われる
- 引っかかれたり噛まれたりして怪我をする
といったリスクが伴います。
その点を理解した上で、猫との間で超重要な信頼関係を壊さないようにもまず、むやみやたらと抱っこしようとするのを一旦やめてください。
抱っこを嫌がる猫を抱っこするコツは「我慢」
いずれ、好きに抱っこしてもちょっとキレられるだけで警戒まではされなくなるポジションになる為にも、今はとにかく我慢です。
猫にとって無理のないルールを決める
恐らく、「猫 抱っこ 嫌がる」で検索し、どうやったら抱っこ出来るんだろう・・・と悩みこの記事にたどり着いたんだと思います。
ということは何回かチャレンジしたけどことごとく返り討ちに合った、と。
つまり現時点でまぁまぁ警戒されている可能性は高いということですよね。
となると、まずはルールをしっかり決めて守らないといけません。
- 【頻度】何日に何回
- 【時間】1回何秒
- 【終了】どうなるとやめるか
例えば、
- 頻度…3日に1回
- 時間…3秒
- 終了…尻尾振ったらやめる
みたいな感じで、「ギリギリ嫌がらない状態」からスタートし、徐々に増やしていくといいです。
嫌がった時点ですぐにやめる
お手入れや病院などのやむを得ない場合以外は基本、猫が嫌がった時点ですぐにやめるのが鉄則です。
もしやめられずに怒らせてしまった、または警戒されてしまった場合は、おやつで機嫌をとりましょう。
機嫌損ねた瞬間、すぐにあげないといけないよ。
「おやつあげたくない派」の飼い主さんには、腎と膀胱に安心な『neco-ri(ネコリ)』をオススメしておきます。
欲を出してはいけない
これは私の経験ですが、私は「1日1回5秒ルール」を徹底し、5秒過ぎてもそこまで嫌がらなくなった頃・・・欲が出ちゃったんですよ。
嫌がってないという可愛さがもうたまらなくなっちゃって、うなじに顔をうずめてしまったんです。
その結果、肩に深い爪痕が残りました。
つまり、欲を出してはいけない。
何故なら猫を苛立たせ、飼い主が怪我をするから。
元々そこまで警戒されていない飼い主さんならちょっとくらい欲出したって問題ありませんが、そうじゃない場合、本当に、地道にコツコツと真面目にやっていくのが一番の近道なんです。
「この人は嫌なことしない」って思ってもらえるのが大事。
猫が嫌がらない抱っこのやり方と手順
それでは猫にとって不快にならない、心地いい抱っこをマスターしましょう。
①タイミングを見計らう
猫が何かをしてる時は“抱っこしていいタイミング”ではありません。
ただ「じっ・・・」としてる時ですら、猫にとっては「じっ・・・」をしてる最中なので抱っこはダメです。
ではどのタイミングがいいのかというと飼い主さんの近くに寄ってきた時のみ。
この時、手を伸ばして逃げなければチャンスです。
ただ、頻繁にしてしまうと「近寄ったら抱っこされる」と覚えて警戒されてしまうので、3回に1回程度に留めておくのが理想。
もし逃げるようなら追いかけずに諦め、猫が甘えてくるタイミングまで待ってください。
②正しく抱っこする【画像あり】
タイミングを見極めて抱っこに成功したとしても、不快感を与えてしまっては全てが台無し。
今後も抱っこさせてもらう為には、居心地のいい抱っこをマスターしないといけないのです。
柔軟剤の匂いが強い時や香水をつけてる時は避けてね。
猫が落ち着く抱っこ(A)
- 左手を広げて猫の両脇を優しく持ち上げる
- (1)と同時に右手で猫のお尻を持ち上げ、右腕で猫のお尻から背中を支えながら抱き上げる
- 両脇を持ち上げた左手はそのまま、猫の背中に体がくっつくようにする
猫は強い密着やお腹の圧迫、不安定な状態を嫌うので、猫の居心地の良い体勢を意識してあげることが重要。
密着度が少なく、猫の脇を持ち上げることでお腹の圧迫を回避。
上手く出来れば一旦この体勢に落ち着いてくれるので、数秒なら暴れることはないはず。
※そよちゃんの場合は手を噛む癖があるので、我が家は全員手ではなく腕で脇を持ち上げてます。
ちなみに、うちの娘はここぞとばかりに
後頭部のにおいを嗅いだり、
可愛いお顔だけを密着させてハグしたり、
引き寄せてキスしたりと何か色々堪能してます。
ちなみに私も抱っこしてお顔をスリスリさせてもらえるまでにはなったのよ。
猫が落ち着く抱っこ(B)
- かがんで両手をそれぞれ猫の脇に入れ、ゆっくり肩に乗せる
- 片方の手でお尻を持ち、もう片方の手で背中を優しく支える
飼い主さんが猫の位置までかがんでからゆっくりと抱き上げること。
抱っこ(B)の場合、猫の「そろそろ離してくれサイン」を見落とすと肩に爪がめり込む、顔や耳を噛まれる可能性があるというハイリスク状態なので、やっぱりここでもルールはしっかり守った方がいいでしょう。
ただ、この写真を見てわかるようにめちゃくちゃ可愛いお姿が撮れます。
抱っこ(B)を試す前には是非、カメラを起動しておくことをオススメします。
かわいいやろ。かわいいのよ。
やっちゃダメ!猫が嫌がるNGな抱っこ
「抱っこさせてもらえない側」の人間がやっちゃうと確実に嫌がられるNG抱っこは、以下画像の【宙ぶらりん抱っこ】です。
めっちゃ可愛いんですが、猫は体の安定が悪いと嫌がって暴れる可能性があるのでそもそも危ないんですよね。
この写真はそよちゃんが大好きな娘がやっている時に撮ったものなので、暴れるどころかしばらくされるがままでしたが、実際に私が宙ぶらりん抱っこをした時は暴れてましたし、走って逃げられました。
どう頑張っても猫が抱っこを嫌がる場合は一旦諦める
抱っこを嫌がると言っても、
- 抱っこ自体が大キライなのか
- 人間に警戒しているのか
など理由はそれぞれ違いますから、どう頑張っても無理な時は一旦諦めるしかありません。
と言っても永遠に諦めるという意味ではなく、一旦諦め、まずは猫にとって居心地のいい人になることを徹底すること。
大事なことなのでもう一度言いますが、猫とは信頼関係が大事です。
ガツガツとがっつくだけが愛じゃない事は皆さんもご存知かと思います。
【まとめ】猫に抱っこを嫌がられないためには猫への理解と正しいやり方が大事
- 猫は基本抱っこが嫌い
- ルールを決めて徹底する
- 「正しい抱っこ」をマスターする
- 嫌がられる間は辛抱する
- 猫にとって居心地のいい人でいる努力をする
猫を理解し、猫の気持ちを考えれば、自然と猫にとって心地いい抱っこが出来るようになると思います。
くれぐれも、抱っこ嫌いな猫さんを無理矢理抱っこするなんてことはしないように気を付けてくださいね。
無理強いは厳禁だよ。
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